2020.10.05
ゴアテックス、機能の違い知ってますか?
ハイテク素材の代名詞=ゴアテックスに様々なタイプがあることは何となく知っていても、機能の違いまで知っている人は少ないはず。"ちょいアクティブ"を実践する大人の嗜みとして、あらためて心得ておこうではありませんか。
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写真/鈴木泰之(Studio log) スタイリング/小野塚雅之 文/秦 大輔
用途とスタイルによって使い分けるのがミソです
アウトドアフリークはもちろん、アクティブな生活を送る人なら誰もがお世話になっているであろう素材ですが、40年以上の歴史を誇り、時代とともに進化を続けるゴアテックスには、特性の異なる様々なタイプがあることをご存知でしょうか?
また素材の進化に合わせてウエアの裾野も広がり、それぞれの機能性を活用したスタイリッシュなアイテムも続々登場しています。
というわけで、改めてその違いを心得るべく代表的な3つのゴアテックスの違いにフォーカスし、"ちょいアクティブ"な都市生活を送る大人にぴったりのアイテムをピックしてみました。
◆ ジーダブリューマーヴェリック
定番「ゴアテックス」生地を用いたハイテクライディングスーツ

改めて考えると、昔ながらのライディングスーツ素材に革が用いられるのは、防風性や不意の雨への強さ、そしてタフネスが必要なため。これらを高次元で備え、なおかつ革の弱点たる"ムレ"を解消できるゴアテックスの生地使いは、実に理に叶ったものといえます。身体に沿う立体的なシルエットも美しく、街映えも申し分ありません!



◆ デサント オルテライン
高性能を誇る「ゴアテックス プロ」仕様のハードシェル

過酷な環境下を想定して開発されたものですが、バリッとした独特のハリ感を備えるそのタフな素材は、ドライな着心地のみならず、立体的なパターンを美しく描き出すことにも貢献。LEON的には、これを街使いすることにもロマンがあるかと。止水ジップで開閉する大ぶりのポケットはまた、手ブラのお出掛けにも何かと重宝すること請け合いです。


◆ ホワイトマウンテニアリング
「ゴアテックス インフィニアム™」はデザインの高い自由度も魅力

インフィニアム™」を使用。落ち着いたブラックにして、異なる表地を組み合わせることで絶妙なニュアンスの変化が表現されています。またフードの下へさらに衿を備えたレイヤード風のデザインや裾のぐるりを囲むループのあしらいも、さらりと目を惹くアクセントに。さすがはホワイトマウンテニアリング、ガチな山仕様のそれにはない洒脱さが随所に光ります。


高い防水基準が設けられた一般的なゴアテックス素材では、ステッチすべてに止水処理をしなければなりませんが、「ゴアテックス インフィニアム™」は防水ではなく、防風性および透湿性に重点を置いた素材。
そのためシームテープを必要とせず軽量性に優れるほか、デザインの自由度が高まるというメリットもあるんです。本作は、そんな素材の特性を最大限に活かした一着といえるでしょう。
■ お問い合わせ
ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560
デサント ブラン 代官山 03-6416-5989
ホワイトマウンテニアリング 03-6416-5381