【最旬】夜遊びムードなレザーはこの４色!

視覚を刺激する色と聞くと、とかくテンションを上げる派手なカラーを想像しがち。夜遊びにぴったりなレザーにおいても、気分を上げることは重要ですが、欲しいのは、あくまでもオトナの空間に共鳴する色彩。つまりは艶やかな夜の色です。具体的にはブラック、ブラウン、ネイビー、レッドの4色。そして、いずれも夜遊びの世界観を代弁する枕詞によって形容できる色味であることがポイントです。

レザーにとって黒というのは王道中の王道色。ですが、キメ細かでしっとりとした素材使いが魅力の夜遊びムードなレザーに似合うのは濁りもかすれもムラ感もない純粋な黒。まさに"タキシード"をも思わせるブラックが、濃密な夜のシーンでオヤジを艶やかに格上げします。 

ロエベ自慢のなめらか〜なナパレザーを用いた、ダブルの定番ライダーズジャケット。その吸い込まれそうな漆黒と、まるでシルクのようなキメ細かな光沢感は、まさに“タキシードな”と形容するにふさわしい艶やかさに満ちています。さらにタフな装飾を削ぎ落とし、ミニマルに仕上げられたデザインも相性抜群。この“青山系”ライダーズこそ、タキシードなブラックレザーの典型といえましょう。

そんな一着なればこそ、着こなしもとことんタキシードなムードを追求するのが正解。端正な白のドレスシャツに黒の側章入りパンツを合わせ、フォーマルライクなモノトーンコーディネートで装うのです。すると、攻めの黒レザーを羽織っていることが、むしろ場慣れ感を強調し、ラグジュアリーなTPOが板についたクラス感あるオヤジを演出できるのです。

明度の違いによってその印象を大きく変えるブラウンは、レザーの定番色でありながら選びの幅の広い色。そんななか夜のオトナの遊び場で纏いたいのは、そこに漂うスモーキーな香りをも彷彿とさせる"シガー"なブラウン。キメ細かでムラ感のある味わい深〜い渋茶です。

柔らかなラムレザーを用いたスイングトップスタイルのレザーブルゾン。タリアトーレらしい艶っぽくもマスキュリンなシルエットが魅力です。さらに、使い込んだかのような加工を施したブラウンレザーは、渋みの効いたシガーを思わせる趣に満ちています。そんな一着に黒シャツと黒パンを合わせ、洒脱なオヤジ得意の茶黒合わせで着こなせば、エレガントにしてモダンな夜遊びレザースタイルが完成します。

夜の光の下で黒よりも黒い、といわれるミッドナイトブルーは夜会服の世界において黒に準ずる正統色。その深みと透明感を湛えた"ミッドナイト"なネイビーも夜遊びレザーにハマる一色。そもそもネーミングからして夜のシーンにぴったりですしね。

手に吸い付くような肌触りを備えた、薄手で柔らか〜なラムレザーのレザーブルゾン。そのシワひとつないしっとりとした素材感が、深いネイビーの色出しと相まって、どこか神秘的な艶っぽさを醸し出す、スポーティにしてセクシーな一着です。

このニュアンスを最大限に生かすべく、こなしはネイビーニット＆黒パンでちょいモードに、が正解。ただし、夜のラウンジなどオトナの空間を楽しむための装いゆえ、ちょっとドレスな気分が欲しい。そこで、ニットの下に一枚白シャツを挟むのですよ。

夜遊びレザーには、その実レッドという選択肢もありますがもちろん鮮やかな赤ではありません。それは夜のラウンジで男女の舌を楽しませるワインにも似た深いボルドー。間接照明を受け、艶やかに揺らめくその色はまさに恋を仕掛ける視覚装置です。

まるでリアルなクロコダイルのような繊細で美しいエンボス加工が施された、ワインレッドのレザージャケット。レザーは熟練職人の手作業により丁寧に染め上げることで、ムラのない美しい仕上がりを実現。大振りのジッパーに刻印されたブランドネームもさり気なく格の違いを主張します。

そんな、アイテム自体に圧倒的なパワーが宿る一着ゆえ、こなしはどこまでもシンプルに。白のドレスシャツにフォーマルな薫り漂う黒スラックスの合わせなら、夜のオトナの遊び場にふさわしい正装感も完璧です。