いま選ぶべきコーデュロイパンツの条件といえば？

バブアー人気然り、ダッフルコート人気然り、英国カントリーが本流となった今シーズン。ほっこりと温かみのあるコーデュロイスラックスへの注目が高まっています。

いざ足を通すと、ハイテク素材とはひと味違った牧歌的な肌触りに、コーデュロイの魅力を改めて認識することでしょう。

とはいえ、弱点がひとつ。凹凸感のある生地は、ともすれば野暮ったく見えてしまう懸念が。昨今プリーツ入りのゆったりパンツが人気ですが、コーデュロイの場合はシルエットに留意しないと、着膨れしてしまいます。

理想は、ほっこりした質感を楽しめつつ、はき姿はすっきり。そんな一本があれば、この冬のコーディネートも断然楽しめます。

というわけで、そんなほっこり美脚な５本をご紹介しましょう。

1プリーツ入りのゆったりとしたシルエットが特徴のモデル「ジャンカルロ」。ストレッチ素材のポリウレタンが3%も入った生地と相まって、実にリラックスしたはき心地を楽しめます。ウエストもドローコードを内蔵していますしね。それでいて、ひざ下からは強めにテーパードを。それにより、裾まわりがスッキリとまとまります。

サイドギャザーとともにイージーなはき心地を提供する、ウエストに配したドローコード。内側から引っ張れば、隠すことが可能です。ベルトループと併用しているので、オンオフ兼用で楽しめますね。

膨張して見えがちなコーデュロイスラックスにおいても、やはりココンチの美脚シルエットは健在です。ご覧の通りのスリムフィットに加え、細畝コーデュロイを採用している点もポイント。それでいて、コットンにポリウレタンを3%ブレンドしているので、車の座席に座った時でも窮屈感を感じさせません。

プリーツを深めに入れて腰回りをゆったりとさせつつ、テーパードを効かせたジェントルマンズフィット。細畝に加えて、落ち着いた色みも洗練させてみせる要素ですが、決定打となるのは素材。なんとコットンにカシミアをブレンドしているんです。見るからにやわらかなその生地感は、カントリーにしてラグジュアリーです。

見るからにスリムシルエットなこちら。素朴さが本来なら強まる太畝生地とのギャップが、興味深い一本です。ストレッチを効かせたその生地は、リサイクルポリエステルにオーガニックコットンをブレンド。派手な色みとは裏腹に、実は地球に優しい一面を持ち合わせているんです。斜めのヒップポケットは、美尻効果アリ。

1プリーツを採用した、ワイドテーパードを採用するこちら。素材はコットン100%。一見すると無骨な太畝コーデュロイに見えますが、よく見ると細畝を交互に組み合わせているのがわかります。これにより、無骨さが控えめに。深みのあるグリーンは、スエードのサイドゴアブーツなどと合わせたいですね。