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2021.01.06

大人にこそ似合う! あったかカウチンセーターの着こなし方

かつて、アメカジのアイコンとして、冬の男前を上げてくれたカウチンセーター。コレがいま、なんだか無性に気になります。でもそこに以前の文脈はなく、改めてアイテムとして新鮮だから着たい。そういう感覚ってむしろ、余裕あるオヤジに似合ういつか来た道の通り方だと思うのですよ。

CREDIT :

写真/人物・片桐史郎(TROLLEY)、静物・蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/Takuya Baba(SEPT) 文/竹内虎之介(シティライツ)

この冬、カウチンセーターが改めて新鮮に映ります。とはいえ、アメカジのアイコンとしてではなく、あのちょっと力の抜けたノマドな感じが、とっても気分なんですよね。しかも、大胆な柄物ゆえにコレ一枚でスタイルがキマる。その楽チンなところもオヤジにとってはうれしいのです。
▲ ほっこりな一枚をあえてクールに、がポイント
モノクロ配色のカウチンセーターを黒タートルと黒のスラックスでクールにこなす。ほっこり感漂う男らしいアイテムをあえて都会的に装うことで、クラス感あるオヤジの領域の広さが滲むのです。セーター18万4000円/ダブルアールエル、ニット13万2000円、パンツ5万7000円/ともにラルフ ローレン パープル レーベル(すべてラルフ ローレン)、メガネ3万9000円/フォーナインズ

◆ ダブルアールエル

ヴィンテージ感溢れるシックな一枚

重厚な黒×白の配色でノルディックパターンを編み込んだ、ジップフロントのカウチンセーター。素材は目の詰まった上質ウール。ヴィンテージウエアを知り尽くしたうえで、さまざまなモチーフやモダンなフィッティングをブレンドする手腕はまさに一流。男ゴコロに刺さります。
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カウチンセーターの選び方

また選びに関しても、オヤジの味方だからこそ、厳格なルールに縛られる必要はありません。山を感じる大胆柄で、ざっくりとした編み地のショールカラーカーディガンならいずれのものもOK。ただし、ハイクオリティは絶対条件。そこがキープされていれば、本格派からイタリアブランドのモダンなモデルまで、とにかくオヤジにハマります。なので、この冬はぜひ、帰ってきたカウチンでぬくぬく♥モテちゃってくださいませ。
▲ カウチンの伝統が息づくカナダの本格派
あえて脂肪分を抜かない、ナチュラルな太番手のウール糸をハンドメイドで編み込んだ、王道ブランドからのカウチンセーター。大きなショールカラーを備えたスタイルや色使いをはじめ、トナカイのモチーフ、木製のフロントボタンにも伝統の味わいが生きる本格仕様の一枚です。5万5000円/カナディアン セーター(アメリカ屋 上野店)

選びの条件

(1) ネイティブな柄
カウチン伝統の柄だけでなく、ノルディック柄など、冬の山を感じるネイティブなテイストの柄なら柄選びはOK。薫らせたいのはオヤジのフィールドの広さです。

(2) ショールカラーのカーディガン
大胆な柄使いと並び、カウチンをカウチンたらしめる要素がショールカラーカーディガンのスタイル。フロントはボタン、ジッパーどちらもアリです。

(3) ざっくりな質感
とにもかくにもざっくりとしたローゲージニットであることが必須です。ただし、素材はウールだけでなく、カシミアやアルパカなど、リッチなものであれば◎。
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基本のこなし方

いま、カウチンで醸し出したいのは、都会のオヤジのリッチな郊外感。なので、ニット&スラックスのシックな休日スタイルに羽織る、が基本。さらにニットにはハイゲージのタートルネックを選び、肌の露出を抑えるのが上品に装うポイントです。

◆ ブルネロ クチネリ

リッチな大人のための贅沢な優しさが魅力

南米伝統柄のニットを、天然の高級素材を用いて洗練された質感に仕上げたショールカラーカーディガン。素材はなめらかでふんわりとしたアルパカヤーンに、バージンウールとカシミア&シルクヤーンをブレンドしたリッチなもの。まさに大人のための贅沢な一枚です。
▲ パンツはカウチンの色を拾って都会的に
カウチンセーターの都会的なこなしにおいて、インナーのタートル合わせとともに重要なのがパンツの色。ポイントはカウチンのなかの1色と同系色を選ぶこと。すると、とても簡単に都会的な雰囲気が手に入ります。さらに全身をトーン・オン・トーンでまとめれば、よりエレガントな印象に。セーター26万円、ベスト18万円、ニット13万円、パンツ9万4000円、グローブ13万円、靴19万8000円、ベルトは参考商品/すべてブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)

◆ グランテッド

一枚一枚に個性が宿る完全ハンドメイド

一枚に20〜25時間を費やし、完全ハンドメイドで編み上げられたカナダ製の本格カウチン。その特性から、同じものは2枚と生まれないオリジナリティが魅力です。素材はがっしりとした肉厚な質感が自慢の、上質なウール100%ローゲージニット。
▲ カウチンに使われている色のみですっきりと
オフ白×グレー×チャコールグレーというモノトーンのカウチンセーターを、白タートルとチャコールグレーのスラックスでシンプルに着こなす。このように全身をセーターに使われている色のみで構成すれば、一見派手なカウチンもすっきりと大人っぽく装うことができるのです。セーター6万4800円/グランテッド(テンプス・コーポレーション)、ニット2万5000円/スローン、パンツ2万9000円/ジャブスアルキヴィオ(ビームス 六本木ヒルズ)
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ブーツを遊び倒せるのも
カウチンの魅力です

ブーツって男にとってはハズせないアイテムですが、このところちょっとご無沙汰ですよね。でも、硬軟のサジ加減も絶妙なカウチンセーターとの合わせなら復権は必至。重厚に見えすぎることなく、特有のセクシーな男らしさを堪能できます。

◆ Boots 【1】 チャッカブーツ

都会っぽさが魅力の黒スエードチャッカ

スエードのチャッカといえば、我々オヤジにはなじみ深〜いアイテムですが、これが都会派カウチンスタイルにぴったり。コチラはぽってりとしたトウとくびれたウエストが色っぽい黒スエードのジャコメッティ。これくらい上品な顔つきで良いのです。
▲ 9万8000円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)

◆ Boots 【2】 サイドゴアブーツ

エレガントな茶スエードのサイドゴア

スエードのサイドゴアブーツも、カウチンセーターを品良くリッチに装うために最適の一足。ちょい毛足の長いダークブラウンのスエードを纏った、シャープなフォルムのこんな一足が、よりエレガントな足元を約束します。色味もとってもカウチン向き。
▲ 3万4000円/ポルペッタ × シップス(シップス 銀座店)

◆ Boots 【3】 マウンテンブーツ

洒落っ気滲む、淡色スエードマウンテン

元来タフなマウンテンブーツは、当然カウチンセーターとの相性も抜群。ただし大人のカウチンスタイルには、どこかドレッシーな雰囲気が必要不可決。コンパクトなフォルムや品のいいグレージュのスエード素材にフランスの粋が滲む、この一足なら完璧かと。
▲ 6万8000円/パラブーツ(パラブーツ青山店)
2020年12月号より
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

アメリカ屋 上野店 03-3831-2531
ウィリー 03-5458-7200
シップス 銀座店 03-3564-5547
スローン 03-6421-2603
テンプス・コーポレーション 03-5976-6730
パラブーツ青山店 03-5766-6688
ビームス 六本木ヒルズ(カジュアルフロア) 03-5775-1620
フォーナインズ 03-5797-2249
ブルネロ クチネリ ジャパン 03-5276-8300
ラルフ ローレン 0120-3274-20

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