2020.12.13
【仮説16】
「コート」があればスーツの魅力がグンとアップ、説
冬の装いにおいて、スーツとコートとの相性の良さはいまさら語るべくもありませんよね。でもそれはあくまで男性目線の話。女性目線では、また別の意味でコートによってスーツの魅力が引き出されるかも……。なぁんて聞くと、ちょっと興味が湧きませんか?
- CREDIT :
写真/黒沼 諭(aosora) スタイリング/四方章敬、久 修一郎 ヘア/Tomo Tamura(Perle Management) メイク/Ken Nakano 文/持田慎司 撮影協力/メズム東京、オートグラフ コレクション
【解答】
ほどけるベルトに胸が高鳴る「ベルテッドコート」
というのはあくまで男性目線。女性からすると、ベルトをほどくその仕草自体が大事であり、つい目がいってしまうポイントです。なぜって、中に何を着ているのかがわからない状態からベルトをほどくという行為は、プレゼントを開けるためにリボンをほどく行為に近いから。
結果、その行為によって最高潮になった彼女の期待を裏切らない鉄板の紺ストスーツを中に着込んでいたとしたら、スーツ自体のお株も格段にアップするはずです。
![コート9万5000円/イーヴォ(トヨダトレーディング プレスルーム)、スーツ14万6000円/ティト アレグレット(ビームス 六本木ヒルズ)、シャツ3万3000円/バルバ(ストラスブルゴ)、タイ1万5000円/ポール・スチュアート(SANYO SHOKAI)、サングラス3万4000円/BJ クラシック(オブジェ・イースト)、靴25万円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン)](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/27112932004289/0/2.jpg)
ノンシャランな雰囲気なのに、ウエストのグラマラスなラインによって妙に艶っぽい。そんな大人ならではの色気を醸し出せるのも、ベルテッドコートならではの特権。カラダを包み込むようなゆったりとしたフォルムが、ミステリアスなムードを感じさせます。
![コート9万5000円/イーヴォ(トヨダトレーディング プレスルーム)、スーツ14万6000円/ティト アレグレット(ビームス 六本木ヒルズ)、シャツ3万3000円/バルバ(ストラスブルゴ)、タイ1万5000円/ポール・スチュアート(SANYO SHOKAI)](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/27113154666277/0/3.jpg)
ベルトをゆ〜っくりとほどく仕草は、まるでプレゼントのリボンをほどく瞬間のごとく、見る人の視線と時間を停止させます。で、ネイビーストライプスーツを着込めば、彼女の期待も裏切りません。
【解答】
内外のギャップに胸が膨らむ「ダッフルコート」
その驚嘆をより特別に演出する唯一のスパイスとなるのが、箱と中身のギャップです。それはスーツでいうところの、コートとスーツの関係に似ていて、艶っぽいスーツとは真反対のチャーミングなコートがあると、中に着たスーツはよりギャップが効いた印象になる。
で、そのコートが、可愛らしいコートの代表ダッフルコート、という次第。そういうコートの選び方も、女性の視線を意識すればこそ楽しめるのです。
![コート15万8000円/インバーティア、スーツ17万円/デ ペトリロ(ともにビームス 六本木ヒルズ)、ニット2万3000円/マッキントッシュ ロンドン(SANYO SHOKAI)、靴15万9000円/サントーニ(リエート)](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/27112940562938/0/1.jpg)
グレンチェックのスーツに黒タートル。そこに黒のモンクストラップを合わせた知的なモノトーンスタイル。そんなモダンな装いに、茶目っ気漂うダッフルコートを羽織ることで“お茶目なのにストイック”というギャップを演出。構いたくなっちゃうけど、しっかり支えてもくれる。その振り幅の広さを、女性は男の魅力として記憶するのです。
![コート15万8000円/インバーティア、スーツ17万円/デ ペトリロ(ともにビームス 六本木ヒルズ)、ニット2万3000円/マッキントッシュ ロンドン(SANYO SHOKAI)](https://assets-www.leon.jp/image/2020/11/27113159555547/0/4.jpg)
大面積を占めるダッフルコートでお茶目なイメージに振りつつ、コートを脱いだら知的なモノクロチェック。正直ズルいです、このギャップは。そういう意味でも、やっぱりコートはスーツの割増ツールとして活用を。
※掲載商品はすべて税抜き価格です
■ お問い合わせ
アオイ(ファビアナ フィリッピ) 03-3239-0341
オブジェ・イースト 03-3538-3456
SANYO SHOKAI(ポール・スチュアート、マッキントッシュ ロンドン) 0120-340-460
ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010
ストラスブルゴ(メンズ) 0120-383-563
チェルキ 03-6418-6779
トゥモローランド(レディース) 0120-983-511
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
トリ― バーチ ジャパン 0800-123-3257
ビームス 六本木ヒルズ(ドレスフロア) 03-5775-1623
リエート(サントーニ) 03-5413-5333