ベルト一本でお洒落の達人!? 注目のそれって？

ネイティブ柄然り、ヴィンテージジーンズ然り、昨今アメカジアイテムの再燃が話題になっています。アクセサリーにおいても、ヴィンテージのインディアンジュエリーが人気を集めていますからね。そんな中、イタリアンファッションにおいて定番とされているプンターレ付きのベルトにも、熱視線が注がれているみたいです。

プンターレとは、ベルトの先飾りのこと。主にウエスタンベルトなどで見られる補強兼装飾パーツで、素材にはメタルが多く用いられています。その重みを利用して、ベルト先をたらすのがお約束。

彫金が施されていたり、バックルも大ぶりで装飾性の高いものが主流ですが、ベルト幅が細いものを選ぶのがコツ。幅広だとレザー×メタル製プンターレのアメカジ感が誇張され、少々野暮ったく見えてしまいますのでご注意を。

ワイドピッチのストライプに、1プリーツ、そしてミディアムグレーと、本来ならクラシカルなはずのスーツも、プンターレ付きベルトで一転してこなれた印象に。ヴィンテージアメリカンなその腰回りに対しては、やはりシャツもシャンブレーが似合います。とはいえ、クロコダイル柄があくまでクラス感をキープしてくれます。

モデルが着用したのがコチラ。ハンドメイドされる型押しクロコの一本で、バックルやループ、そしてプンターレには繊細な彫金が施されています。型押しクロコの艶感も相まって、ヴィンテージアメリカンな中にもセクシーな雰囲気がにじみます。

1991年に創業したイタリアブランド。エキゾチックレザーの積極採用で知られるブランドですが、コチラはオールブラックというありそうでなかった色使いを披露。肉厚なベルト本体とマットブラックに塗られたメタル製のバックル&プンターレは、無骨にしてミニマルです。

こだわりの素材使いと日本の職人の手わざに定評のあるブランドらしい、質的に魅力的な一本。肉厚なレザーはタフでありながらしなやかで、プンターレは装飾性を排除してソリッドに徹しています。主張が控えめなので、ビジネスにも使えちゃいます。

バックルが大きいものが多いので、強めな印象がするプンターレ付きベルト。レザーとなればなおさらですが、メッシュなら軽めな春コーデにもなじみます。施される彫金も、フローラル柄と実にエレガント。無骨さに臆しているという人は、こんな一本から。