カジュアルセットアップを大人に着こなすコツ

昨今人気の休日セットアップスタイル。ビジネスのソレとは違い、カジュアルなセットアップを楽しんでいる人が増えています。

セットアップの魅力は、コーデが簡単なのにまとまり感＝洒落感があるってコト。中でも洒落者に人気なのが、襟付きジャケットのセットアップ。襟付きといってもラペルじゃなく、いわゆるコーチジャケットタイプです。さらに、襟付きで腰下丈という点では、昨今注目のワークスタイルでおなじみのカバーオールも、その範疇にあります。

ともに、デニムと合わせればストリートなアメカジ顔ですが、上下揃いにすることで一転して大人な落ち着き感を得ます。ポイントはクリーンにまとめることで、色数を絞り極力シンプルにするとひときわ品良い仕上がりに。素材もナイロンやポリエステルのみではなく、ウール混だったりリネンタッチだったり、天然素材を選ぶとなお◎。

よりカジュアルなブルゾンタイプのセットアップはコチラから

ビジネススーツ然り、きちんと見えする色の定番であるダークネイビーは、カジュアルに置き換わっても同様。コチラのセットアップは、素材にウール混を採用。天然素材の風合いが、スポーティなコーチジャケット顔を格上げしてくれます。

インナーにはニット、足元には白スニを。このプレーンな感じが、大人の襟ありセットアップのお手本です。

カジュアルセットアップを引き締めるために、腕時計はスポーツウォッチではなく、シンプルな３針をオススメします。「ウブロ」の「クラシック・フュージョン」はその好例で、クラシックとスポーティの要素が絶妙の塩梅。

ベルトも印象を左右する大切なポイントで、ラバーやブレスレットではなくアリゲーターなら、大人なエレガントを匂わせてくれます。

独特な柄に織り上げたニット調の素材が、ナイロンやポリエステル製のコーチorワークジャケットと差別化してくれます。素材はコットン×リネン。

スポーティさを抑制しながらも、ドライな風合いがダークカラーのセットアップを軽やかに見せてくれます。そのやわらかな生地感をより楽しむために、ゆったりサイズを選びたいところです。

コチラの素材はトリアセテートとポリエステル。化学繊維ですが、一般的なコーチジャケットと比べて明らかに上質感が漂います。これは、特殊な加工を施すことで、リネンのような風合いを表現したフェイクリネンなんです。

こんな生地なら、化学繊維のセットアップでもラグジュアリー感を楽しめるってわけ。しかも、ウォシャブルで実用面でもオイシイんです。

無地セットアップはすでに持っていて、ちょっと遊びの効いたものをお探しなら、こんな総柄はいかがでしょう。軽量でテロっとした滑らかさのある生地は、春にぴったり。総メッシュ裏地とともに、まさしくスポーティな着心地を楽しめます。

総柄とはいえ、ブルー系で統一されたアーティスティックな柄は、袖を通すと予想以上に上品にまとまりますよ。