知的で色っぽい、大人なメガネの条件

メガネはファッションにおいて重要なアイテムである、とはこれまでLEON.JPのさまざまな企画でもお伝えしてきたことですが、つまりそれだけ“メガネは人から見られている”ということ。真の洒落者はその重要度に気付いているからこそ、ああでもないこうでもないと、細部までこだわる方が多いんですね。
 
では、イマドキはどんなメガネを選ぶべきなのか。あえて断言させていただくならば、「茶セルと金色フレームのコンビ」です。
 
時計業界でもコンビモデルが再燃しているように、リッチさがありながらも嫌らしくないというのが一番の理由。茶セルだけだと「優しそう」とか「クラシックで大人っぽい」などのイメージで終わってしまいますが、金色フレームが持つ艶感とリッチ感が加わることで、“優しいだけで終わらない”絶妙な塩梅が生まれる、というわけなんです。
 
メガネは身体の一部であり、印象を大きく左右するもの。だからこそ大人になるとついつい保守的になりがちですが、春に向けて、思い切ってイメチェンしてみませんか？

メタルパーツの存在感を効果的に打ち出したスクエアスタイルの「M-109」。 一体のメタルパーツをベースに、プラスチックリムを組み込んだフロントの造形もさることながら、ブリッジ、智元、メタルテンプル部分に繊細なブロックパターンを忍ばせるなど、芸が細かい一本です。

トム フォードらしいラグジュアリーな世界観を表現した人気モデル「TF5612-B」。他のモデルと比べ、アイコンであるTマークが立体的になっているなど、凝った造形が魅力。そのため、見る人に与える高級感もひとしおです。カラーはブランドを代表するハバナカラー。

ブロータイプのコンビはシャープさと柔らかさを兼ね備え、より知的な印象に。ブロー部分の丸みを帯びた形がヴィンテージな雰囲気を際立たせます。テンプルからモダンまですべてメタルになっているため、カッチリした服にもカジュアルな装いにもマッチします。

フレームの後方にチタンフードを装着した個性的なデザインが目を惹く「エンペラー E-054」。一見奇抜そうに思えますが、サイドや後方から入る光を押さえ、レンズの乱反射を防止してくれるという光学的な意味がちゃんとあるんです。チタンフードには職人による彫金も施されています。