2017.08.05
大人のオトコは「赤」ニットで注目もリッチさもいただき!
本誌9月号では、 「これがモテるオヤジの色遊び」と題して"色"アイテムの取り入れ方の特集をお届け中。LEON.jpでは、その中からピックアップした情報をご紹介します。
スタイリング/吉野 誠
ヘアメイク/古川 純、松本和也(W)
文/竹内虎之介(シティライツ)、いとうゆうじ、持田慎司
協力/アフロ、共同通信社/アマナイメージズ
2017年9月号より
■POINT 赤ニットの選び
色味に関しては真っ赤であることがマスト。発色が美しければ美しいほど主役級の存在感を放ってくれます。
② ハイゲージ
大人の余裕を醸すなら断然ハイゲージがオススメです。一枚でももちろん、インナーとしても着回すことができますよ。
③ 形はなんでもOK!
上のふたつを満たしたニットであれば半袖か長袖か、襟付きか否か、首周りの形など細かいことは気にしなくてもOK。
【クルーネックニット】
一見シンプルな赤ニットに思えますが、肘の部分に上品なベージュカラーのパッチが。そのことにより、前面、背面、どちら側からも存在感を発揮できるます。
【ドレスポロシャツ】
コットン100%製のドレスポロシャツは、春夏らしい清涼感のあるドライタッチがウリ。レトロな色出しとクラシックなデザインとが相まって、まるで長年着込んだようなこなれた雰囲気をさり気なく醸し出してくれます。
【ニットT】
オレンジがかった半袖のVネックニットの胸元には、同色のトライバル柄が。日本の気鋭ブランドとアメリカが誇る老舗織物メーカー、ペンドルトンとのコラボ。
【カーディガン】
深紅のカラーによって大人っぽさを表現した一枚は、英国ニットの殿堂による作。上質なメリノウールを使用したり、ボタンまで真っ赤に染め上げたりと、細部にまでこだわりを感じさせます。
Check! なぜヒーローは赤なのか?
実は、人が子供の頃に一番最初に網膜が認識する色が赤。つまり子供が好きだから赤いのではなく、子供にも目立って印象に残るから、ヒーローは赤いのです。諸説あっても赤が主役の色であり、人々の中心にいるということは昔もいまも変わりません。
着回し上手の秘訣は1枚の"赤ニット"インナー?
ジージャンに黒チノ、そして白Tという、ともするとアメリカンかつ骨太すぎるコーディネートも、赤のカーディガンをジレ代わりにはさむことで途端にお茶目な雰囲気が加味されます。ジージャンがはらり、と翻るたびにニットの胸元からチラリと覗くキツネのモチーフもキュートですね。
モックネックの長袖赤ニットを、トレンドが薫るグレーのダブルのブレザーに合わせて。モノトーンの配色に深みのある赤を投入することで、クールさのなかにも親しみやすさがプラスされます。大人のオトコの定番・ジャケパンとの相性もすこぶる良い、という点も赤ニットの魅力です。
シャカシャカの黒パーカに黒デニという真っ黒なキャンバスに、鮮やかな赤ニットが映える着こなし。素材と色のコントラストが、ハイブリッドなコーデにさらなる新鮮味を添えてくれます。ちなみにこのニット、胸ポケ仕様になっている点も高ポイント。
洗練を感じさせる浅めのVネックとレディスを思わせる柔らかい雰囲気のリブ編みを採用した赤ニットなら、トレンチコートがもつハードボイルドな一面を見事に中和してくれます。そこに2プリーツ仕立てでサイドアジャスター付き、という黒スラが加わることで、さらにモダンな雰囲気をプラス。
Check! 赤だからどこに巻いても華やぎます
再三に渡って申し上げますが、赤は抜群の存在感を発揮してくれる色。ゆえに、暑けりゃ脱いで、肩掛けもしくは腰巻きしても最高に華やいでくれるというわけ。