会食の服装、悩んだらコレが正解！

いくらカジュアルに寛容になったとはいえ、オケージョンによっては格式ある装いをすることもビジネスにおいては必須。重要クライアントとの会食など、その好例でしょう。

当然、お店は高級店。そもそもドレスコードがある可能性があり、スーツ以外は論外と考えた方が賢明です。そのうえで、より緊張感の高い相手の場合は、格式という点で文句のないスリーピースが最良の選択肢と言えます。

格式あるとはいえ、実はスリーピースは緊張度を調整できる側面が。場所も相手も緊張度MAXの場合はタイドアップ、場所は高級だけど相手とは比較的親近感がある場合はノータイで、といった具合に。Vゾーンが狭くなるスリーピースはノータイでもサマになりますからね。

また、お座敷の場合ジャケットを脱ぐ場合もありますが、ジレがあれば砕けすぎないというメリットも。会議やプレゼンではなくあくまで会食とあって、その場の雰囲気を想定して使い分けたいものです。

どちらにせよ、高級店での会食においてスリーピースはある意味無難。あれこれ悩むより、気持ちは楽ちんになると思いますよ。

ライトグレーのスリーピースとなれば、英国クラシックにおける王道。格式高さは言うまでもありません。白シャツとのタイドアップなら、なおさらでしょう。とはいえ目的は会食とあって、四角四面に装ってしまうと相手に威圧感を与えてしまう可能性が。足元はスリッポン、タイもやわらかな配色でリラックス感を注入したいところ。それでも、スーパー130’sウールを採用した生地ECHO（エコー）の上質感は相変わらず。ナチュラルストレッチと撥水性はお座敷で楽ちんですよ。

スリーピースでありながら、威圧感がなく親しみを持たせたい。その点において、コットン×リネンのデニム生地はおあつらえ向きです。本来ならお堅いダークネイビーも、シャリ感のあるデニム生地なら肩の力もほどよく抜けるというもの。ヴィンテージ調のメタルボタンは、休日カジュアルでも重宝しそうです。

会食相手がスーツ好き。そんな場合は、こんなスリーピースが良いかも。スリーピースの貫禄と威厳を存分に発揮するダークネイビー×シャドーストライプ柄の生地は、英国の老舗バウアー・ローバック社製。その艶っぽさにボルドーカラーを配した裏地も相まって、大人の色気を楽しめる一着になっています。