ダブルスーツを大人に魅せる、３つのメソッド

シングルのスーツに比べてVゾーンが狭くなるダブルスーツは、シャツタイの存在感が薄れがち。スーツに堂々たる存在感がある一方で、何の気なしに着るとメリハリのないのっぺりとしたスタイルになってしまいます。

だからこそ必要なのが、小物や靴を用いた盛りテク。要所にピンポイントで存在感を足してやることで、ダブルスーツの着こなしは見違えるほど洒落た印象になるのですよ。

三種の神器となるのが「タイバー」と「柄チーフ」、そして「ダブルモンク」。早速、そのココロと選びのツボを見ていきましょう！

タイバーはアクセサリーであるとともに、文字通りタイを「盛る」役割があります。タイバーでノットをくいっと盛り上げることにより、Vゾーンの存在感は格段にアップ。ダブルスーツならではの貫禄も増すというものです。写真のようにシンプルなデザインのタイバーなら、スタイルを選ばず。あえて斜めに挿すとこなれ感が出せるので、併せて実践あれ。

ダブルスーツはVゾーンが狭い分、とりわけチーフの存在感が増します。ここはひとつ、柄入りのシルクチーフを挿して華やかに盛ってやりましょう。洒脱のポイントは、タイやシャツ、スーツの色を柄色で拾うこと。挿し方は一番“盛れる”クラッシュドスタイルがグッドです。パイピング入りを選べばフチの彩りも効いて、より華やかにこなせます。

ダブルスーツの真骨頂は、威風堂々たる重厚感にあり。そのため、華奢なデザインのシューズを合わせてはアンバランスに映ります。そこで使えるのが、ダブルモンク。かのウィンザー公爵のオーダーによって生まれたという逸話はさておき、その重厚感のあるルックスは、ダブルスーツと相思相愛。オリジンたるジョン ロブの｢ウィリアム｣は、鉄板にしてアガりの選択といえましょう。