2017.08.31
銀座流、定番ネイビーの大人なこなし方
ネイビーといえば大人の男の基本色。それを銀座らしく取り入れるにはどうするべきか?というのが、4回目のテーマ。今回はエディフィスとエリオポールにご登場いただき、お話しを伺いました。
- CREDIT :
写真/椙本裕子 取材・文/持田慎司
上半身をネイビーでまとめた鉄板の着こなし

ジャケット、ジレ/イレブンティ、シャツ/ジャンネット、デニム/アントレ アミ、ブレスレット/ディンヴァン、シューズ/クロケット&ジョーンズ
ファッションにポジティブな顧客の要望に応えるべく、常にベーシックなスタイリングを基調としながらも、ジレを取り入れるなど少しだけトレンドを加味した着こなしを意識しているのだそう。
そんな須山さんは、ジャケットとジレ、そしてシャツでネイビーを取り入れつつ、ボトムスは明るいトーンのブルーを合わせるという着こなしで登場。
そもそもメンズの装いは、トップスのトーンをボトムスよりも暗くすると、お洒落にまとまりやすいもの。そのセオリーにしっかりと則りつつ、自分らしさも表現したコーディネートと言えましょう。
ジャケットは奥行き感のある生地の風合いが特徴のネイビー。で、シャツはざっくりとした表情の茄子紺。同じ紺でもテイストを変えて重ねることで、より大人っぽい表情になるのです。
清潔感があり大人っぽくもある。そんな須山さんの着こなしの中で異彩を放つのが、腕元にぎらりと光るディンヴァンのブレスレット。存在感抜群の一本が、着こなしに華やかさをプラスしています。
イタリアの男たちの大好物とされる青と茶の色合わせアズーロ・エ・マローネを実践すべく、足元にはブラウンのスエードローファーを。軽やかで色っぽい、そんな足元の選択ですね。
ジャケットは奥行き感のある生地の風合いが特徴のネイビー。で、シャツはざっくりとした表情の茄子紺。同じ紺でもテイストを変えて重ねることで、より大人っぽい表情になるのです。
清潔感があり大人っぽくもある。そんな須山さんの着こなしの中で異彩を放つのが、腕元にぎらりと光るディンヴァンのブレスレット。存在感抜群の一本が、着こなしに華やかさをプラスしています。
イタリアの男たちの大好物とされる青と茶の色合わせアズーロ・エ・マローネを実践すべく、足元にはブラウンのスエードローファーを。軽やかで色っぽい、そんな足元の選択ですね。
定番色はパンツで取り入れる

シャツ/ブルックス ブラザーズ、パンツ/PT01、ニット/ドルモア、ベルト/アンダーソンズ、時計/カルティエ、シューズ/コンバース
「大人が多い街なので、そんな皆様に接客できるスタイリングを心がけている」
という戸田さんのこだわりは、何と言っても色目やディテールへのこだわり。ここを徹底的に追求することで、シンプルで存在感があり、それでいて大人っぽさや上品さを備えた装いに。
ボタンダウンシャツやスニーカーでスポーティな雰囲気を演出しているのも、ベテランならではなテクニックかと。
軽やかな印象のボタンダウンシャツの上に肩掛けしたニットは、メランジ調になっているため、抜け感もたっぷり。こういうディテールへのこだわりが、大人っぽさを生むのです。
銀座のお洒落ショップで働くショップスタッフさんの腕元は、圧倒的にカルティエの着用率が高いのです。小ぶりながら端正なデザインがファッションに合いやすいというのがその理由かもしれません。
上品さの中にほどよくスポーティな要素を加えた着こなし。その土台となる足元のスニーカーもネイビーを選択。
軽やかな印象のボタンダウンシャツの上に肩掛けしたニットは、メランジ調になっているため、抜け感もたっぷり。こういうディテールへのこだわりが、大人っぽさを生むのです。
銀座のお洒落ショップで働くショップスタッフさんの腕元は、圧倒的にカルティエの着用率が高いのです。小ぶりながら端正なデザインがファッションに合いやすいというのがその理由かもしれません。
上品さの中にほどよくスポーティな要素を加えた着こなし。その土台となる足元のスニーカーもネイビーを選択。
上半身をネイビーでまとめた鉄板の着こなし

ジャケット/ベルヴェスト、カットソー/スリードッツ、パンツ/セラードアー、スカーフ/マニプリ、時計/オメガ、ブレスレット/(上から)トムホーク、イチ、リング/(上から)クロムハーツ、イーズ デザイン、シューズ/クロケット&ジョーンズ
とはいえ、カットソーもパンツもともにネイビー。しっかりとトレンドを抑えつつも、アイテムの多くに定番のネイビーを取り入れることで、しっかりと地に足のついた、大人の着こなしを実践しています。
ちなみにジャケットはベルヴェストの名作『ジャケットインザボックス』。カーディガンのような軽やかな仕立ての一着だけに、このリラックスしたフォルムのパンツやカットソーとも相性抜群というわけです。
小物やシューズ選びも意匠の強いものは避け、あえてシンプルに着こなしている点も好印象。まさに、大人が取り入れるべき休日のジャケパンコーデの好例です。
どこか大人っぽいエレガンスとこなれ感をプラスしてくれるのが首元に巻いたスカーフ。クルーネックのニットやカットソーに使えるテクですので、ご参考にしてください。
木村さんの腕元。シンプルな彼の着こなしにほどよいアクセントとなっているのが、バングルやリング、時計。どれもシンプルなデザインなため、大人の着こなしの味付けに。
クロケット&ジョーンズのローファーも、実はカラーリングがネイビー。清潔感や軽快感を醸し出すのに打って付けな選択ゆえ、ネイビーシューズは一足持っておくと何かと重宝してくれますよ。
どこか大人っぽいエレガンスとこなれ感をプラスしてくれるのが首元に巻いたスカーフ。クルーネックのニットやカットソーに使えるテクですので、ご参考にしてください。
木村さんの腕元。シンプルな彼の着こなしにほどよいアクセントとなっているのが、バングルやリング、時計。どれもシンプルなデザインなため、大人の着こなしの味付けに。
クロケット&ジョーンズのローファーも、実はカラーリングがネイビー。清潔感や軽快感を醸し出すのに打って付けな選択ゆえ、ネイビーシューズは一足持っておくと何かと重宝してくれますよ。
チェック柄でネイビーならさらに新鮮

ジャケット、パンツ/イートウツ、カットソー/アルモ リュクス、スカーフ/ピースオブシック、スニーカー/アディダス
というエリオポール銀座の三浦さんは、サヴィル・ロウの注目ブランドであるイートウツのジャケットとデニムという出で立ちで登場。
ダブルのジャケットはボックスシルエットで、ネイビーのグレンチェック柄が配されています。一般的なブラックのそれとは一線を画し、軽快感を演出できるのです。で、そこにデニムやカットソー、そしてスニーカーを合わせることで、ほどよく今の時代のモード感を演出。
「銀座はトレンドを発信する街でもあるので、ちょっとモードな雰囲気を取り入れるのもポイントです」
との言葉通り、クラシックでありながらもモードな雰囲気を感じさせる着こなしです。
スカーフを使い、首元にエレガントなムードをプラスしてくれる巻き物テク。大人っぽさを演出する意味でも銀座の街ではかなりの効果を発揮してくれそうです。
ダブルのボタン同士の間隔が浅い通称セミダブル。さすがはサヴィル・ロウのなかで気を吐くブランドだけあり、しっかりトレンドを取り入れています。この手の一着はボタンを開けてカーディガン感覚で着こなすのがよいでしょう。
アディダスの定番『スーパースター』を足元に合わせて。スニーカーのスポーティさを取り入れながら、ほどよくボリューミーな一足が、トップスとボトムスのバランス使いに絶好です。
スカーフを使い、首元にエレガントなムードをプラスしてくれる巻き物テク。大人っぽさを演出する意味でも銀座の街ではかなりの効果を発揮してくれそうです。
ダブルのボタン同士の間隔が浅い通称セミダブル。さすがはサヴィル・ロウのなかで気を吐くブランドだけあり、しっかりトレンドを取り入れています。この手の一着はボタンを開けてカーディガン感覚で着こなすのがよいでしょう。
アディダスの定番『スーパースター』を足元に合わせて。スニーカーのスポーティさを取り入れながら、ほどよくボリューミーな一足が、トップスとボトムスのバランス使いに絶好です。