2017.11.30
スーツは何が一番大事? 二大最高峰ブランド、ゼニアとドーメルに聞きました
定番色のネイビー&グレーの生地の中でもコレを選べばキマる! というものを数々の名作生地を世に送り出してきたエルメネジルド ゼニアとドーメルに伺いました。
- CREDIT :
写真/林 敏一郎(FOREST) スタイリング/四方章敬 文・構成/持田慎司
エルメネジルド ゼニアの『トロフェオ』
「色はネイビーでもグレーでも濃い色の方が最初に選ぶ色としてはよいと思います。柄は無地でもいいですが、ピンストライプも王道の柄なので問題ないかと。チェックを選ばなければ、どちらも大丈夫と思われますよ」
今回ご提案いただいた生地に関しての特徴を伺うと。
「トロフェオ生地を使用したこちらのマイクロドットの生地ですが、ドットは全体的に配されているので、ベーシックなスタイルとして着用いただけます。とりわけこちらは、トロフェオの艶感あるウールの柔らかさを充分に感じていただける生地です」
ベーシックな中にラグジュアリーな艶感がさり気なく感じさせるスーツ生地です。ひと目で“あの人素敵なスーツを着ているなぁ”となりそうな生地のツヤ感というのもお洒落に見えるポイントなのです。渋めのチャコールグレーはVゾーンを選ばずどんな方もエレガントでデキそに見せてくれるのです。
グレー系なら濃いめのチャコールグレーがお洒落に見えます
365日、お洒落に見えるネイビーといえば
「ドーメルの生地は英国製の耐久性を備えながら、光沢があり色気を感じさせます。とりわけこちらの『アマデウス365』は深みのあるネイビーで、無地ならではの上質さがあります。リクルートスーツとは一線を画し、ビジネスシーンからパーティシーンまで対応できる生地です」
『アマデウス 365』はドーメル社のなかでも現在もっとも人気が高い『アマデウス』をぐっと軽量化させ、その名の通り365日着用可能にした生地なのです。
見た目のお洒落さだけにとどまらず、実用面でもしっかり使える、というのはいまどきのビジネスマンにも朗報といえる素材といえましょう。
グレーやネイビーのスーツとひと言で言っても、お洒落に見える生地はトーンによって異なります。グレーもネイビーも、まずは濃いめの色合いのスーツ生地なら、はじめての方も似合いそうです。