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2017.10.18

大人なら知っておきたい、メガネにまつわる豆知識

文化とは、知れば知るほど楽しくなり、もっともっと知りたくなるもの。それはファッションも、メガネも同じなんですね。てことで、メガネのことをもっと知ろうじゃありませんか。

CREDIT :

文/竹石安宏(シティライツ)

本誌『LEON』や本サイトの読者の方々ならば、ファッションに関してはある程度の知識をおもちかと。もちろん知識だけではお洒落にはなれませんが、ファッションという文化の理解度を高め、興味を深めることは間違いなし。ようは幅広い知識があれば、よりファッションを楽しめるってわけです。結局それがお洒落につながるんですが、それはメガネも同じこと。てなわけで、意外と知らない、知って得するメガネの豆知識をご紹介しましょう。

セルロイドフレームは爆発する!?

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セルを磨く眼鏡職人/鯖江市
メガネ職人が作る古き良きメガネの一大ブームにより、いまではすっかり復権したセルロイドフレーム。硬く丈夫で肌馴染みがよく、味わい深い美しいツヤを備えるなど魅力的な樹脂素材ですが、実のところセルロイドは燃えやすいんですね。とくにフレームを削る段階で出る粉状のものは非常に燃えやすく、かつて工場では粉塵爆発の原因になったほど。とはいえ、フレームになった状態のものはほぼ発火することはなく危険性はないので、ご安心あれ。
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「54□17-140」、この数字の意味、分かりますか?

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メガネのテンプル内側を見ると、よく「54□17-140」なんて数字が記載されていますよね。品番と思っている方もいるかもしれませんが、実はコレ、メガネの大きさを示している数字なんです。具体的には、最初は「レンズ一枚の横幅」、2番目は「ブリッジ幅」、最後が「テンプルの長さ」を示しています。メガネは顔幅や鼻の高さ、耳の位置などで合うサイズが違ってくるので、自分にぴったりの数字を覚えておくと、購入の際などにきっと役立ちますよ。

サングラスはもともと軍モノだった!

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ファッションやスポーツ、ドライブなど、いまや現代人のあらゆるシーンに不可欠なサングラス。その起源には諸説ありますが、世界で初めて光学的な視点から開発されたサングラスが登場したのは、1929年。航空の黎明期だった当時、パイロットの眼を太陽光から護るサングラスの開発は急務でした。で、アメリカ陸軍航空隊の依頼を受け、約6年を費やしてボシュロム社が開発に成功。つまり、人類初の本格サングラスは軍モノだったってわけです。

光沢がなくなってきたプラスチックフレームは磨けます!

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軽くて丈夫で洒脱なプラスチックフレームは、デザインの幅も広く、ファッションアイテムとしても人気が高いメガネ。が、せっかくのお気に入りの一本も、長年使っていると小傷や変質により、どうしても光沢が失われて白っぽくくすんでしまいます。これは洗剤などでは落ちませんが、アセテートやセルロイドは磨き直しができるんです。専用研磨剤も発売されていますが、店によっては研磨してくれるところもあるので、捨てる前に相談してみては?
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世界で一本を手に入れる!メガネもオーダーメイドの時代へ

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スーツやドレスシューズだけでなく、スニーカーからバッグまで、あらゆるアイテムがオーダーメイドできる現在。機械生産的な側面が強く、オーダーには不向きと思われていたメガネも、いまやオーダーできる店やブランドが増えているんです。既定の色や形を組み合わせるパターンオーダー的な気軽なものから、プロのアドバイスの下にデザインから設計までできる本格派まで出揃っているので、こだわりの一本を求めるならぜひトライしてくださいな。

日本独自の技!?“鼻盛り”で、海外で買ったメガネも快適に!

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海外でひと目ボレしたアイウェアを買ったはいいけど、フィッティングがイマイチで結局お蔵入り、なんて経験は誰にでもあるかと。そんなとき、ぜひ試していただきたいのが鼻盛りという調整方法。文字通り比較的鼻の低い日本人に合わせ、鼻あて部分にパーツを盛る方法であり、フィット感がグッと高まることも。ただし、行なっていない店舗や、他店で購入したフレームはサービス対象外としている店舗もあるので、事前に相談してみてくださいませ。
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キズ、曇り、紫外線もヘッチャラ!な、レンズはコーティングが命!

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メガネにとってレンズの性能は非常に重要ですが、視力矯正という基本性能とは別に、さまざまな機能性をコーティングでレンズに付加できるのはご存知?その代表が傷や割れに強くなるハードコートですが、他にも指紋などがつきにくくなる防汚や湿気による曇り防止、目の健康に役立つ紫外線カットなど、多彩なコーティング技術があるんです。これらはコーティングによっては自由に組み合わせられるので、自分に合った性能をプラスできますよ。

かの昭和天皇も愛した「サンプラチナ」ってなに?

知的で上品な目元ほど好感度を上げるものはありませんが、そんな目元勝負に投入したいのがサンプラチ製のメガネです。サンプラチナは日本の実業家である加藤信太朗が1930年に開発した合金で、耐食性や肌馴染みのよさが特徴。さらにその名のごとく、まるでプラチナのような白金色の光沢を帯び、実に品のいい目元を演出してくれるんです。かの昭和天皇が愛用した丸メガネはサンプラチナ製だったそうですから、その気品たるや折り紙つきですよ。
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モダン? テンプル? 天地幅? 意外と知らないメガネ用語アレコレ

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さて、最後はいまさら他人に聞けないメガネ用語を解説です。まず「テンプル」とは、耳にかける左右のアーム全体のことであり、そのなかでも耳あてに相当する別体パーツが「モダン」。左右のレンズの間をつなぐ、鼻あてのある部分が「ブリッジ」です。フロントパーツとテンプルをつなぐ金具のことを「蝶番」、フロントの両端を「智(ち)」、または「ヨロイ」といいます。レンズは縦幅を「天地幅」と呼ぶことも。これだけ覚えておけばカンペキです。

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