2017.10.19
ほぼ誰も知らないメガネのウンチク【1】掛け心地の決め手"ロウ付け"って何?
「ロウ付け」とは耳慣れない言葉かもしれませんが、メガネの使用感・見た目を左右する重要な工程。これを知っておくことで、メガネを見る目が変わります!
- CREDIT :
写真/林 敏一郎(FOREST)、蜂谷哲実(hachiya studio) 文/瀧川修平
そもそも"ロウ付け"って?
① パーツとパーツの接合部分
② リムとクリングスの接地部分
③ リムと智の接合部分

ブリッジやテンプルとリムを繋ぐロウ付けまで美しい、フォーナインズのメタルフレーム。「S-145」も例に漏れず、国産最高品質のクオリティを誇ります。また、専用のクリップオンを装着すればサングラスとして使えるのも嬉しい。

"ロウ付け"は実際どうやるの?
【ロウ付けの工程】



ブロウ全盛期の1960年代風アメリカンヴィンテージシェイプを、クリアな生地と現代技術で再現した人気作。


完成品イメージがコチラ。接地幅はなんと3㎜。この機械を扱えるようになるまで数年はかかるのだとか。
"ロウ付け"にこだわると何が良いの?
01 耐久性が高い
ラウンドメタルの本命を、アンティークゴールドでリファイン。レトロな表情に拍車をかけました。


見極めPOINT ロウ材の溜まり
安定した視界の要となるリムとブリッジの接続部分に、わずかながらロウ材を多めに流したのはあえてのひと工夫。よく見ないとわからないほどの溜まりですが、これにより着脱時の負荷にも耐え得る強度が確保されます。
02 質感の高いルックス
アイヴァン7285の傑作「144」の塗装したブロウ部分と、彫金の施されたゴールドブリッジを繋ぎ留めるのもロウ付けの役目。ネジを通すことができないこの手の細メタルには、不可欠な職人技術です。


見極めPOINT 隙間のない接合部
この装飾が施されたブリッジと接合部もロウ付け。接地面積を広くとることで強度の確保にもなっています。一石二鳥の機能美的意匠といえます。
03 圧倒的な掛け心地
シンプルながらリム周りに細かい刻みを入れるなど、細部までこだわり抜いた国産名品。


見極めPOINT 美しいシンメトリー
リムとブリッジ、クリングスが左右対称に結合されているため、掛けた際のズレが生じにくくなります。さらに、長期使用による微差を調整しやすいため、長く使えるのです。
アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285
オブジェ・イースト 03-3538-3456
グローブスペックス ストア 03-5459-8377
デコラ 03-3211-3201