2017.11.08

モテる大人の不良（ワル）顔ダウンコーディネイト3選

寒さが増すなか、今季も大人気のアイテムがダウンウエア。スポーティーの一点張りでは野暮ったく見えてしまいますが、不良（ワル）なテイストを加えることでグッと大人の色気と洒落っ気が漂います。

FASHION

写真／人物・平郡政宏、静物・小林孝至
スタイリング／村上忠正
ヘア／YOBOON
文／長谷川剛（04）

今季も大人気のダウンウエア。しかし定番的なスポーツデザインのものを手もなく羽織るだけでは、どうしても野暮ったいルックスになりがち。そんなユルさを打破するには、ちょっと不良（ワル）なテイストを着こなしに取り入れること。ファーやビビッドカラーにシャープなシルエットなどなど、男らしいエッジを備えたダウンスタイルを、着こなしのコツと共にご紹介いたします。

インパクト溢れるファーダウンはカラーを絞って凛々しく見せる

● ダルタンボナパルト

一般的なスポーツテイストのダウンでは、すでに差別化が図れない昨今。出し抜きの一手となるのがゴージャス（＝不良）なファーをあしらったベストタイプ。リアルフォックスのファーはインパクト大にして気品溢れるモノトーンカラー。その色みを生かしてトップスやパンツなど、すべてモノトーンでコーディネイトすることが、リッチかつ渋味も兼備した大人のダウンスタイルを完成させるコツなのです。気をつけたいのは清潔感。ダメージやブラックデニムの合わせでは本物の不良スタイルになってしまうので、クリーンなホワイトデニムを取り入れて、積極的に清潔感を打ちだしましょう。

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ダウンベスト 16万円／ダルタンボナパルト
ジップの務歯（ムシ）と同色のブラックスワロフスキーを敷き詰めた特別製ジッパーを採用。他のダウンでは演出できない輝きが味わえます。
バックは定番的なナイロンキルティング。裏面スッキリだからこそ、フロントファーのゴージャスさが生きるのです。

ダウンベスト 16万円／ダルタンボナパルト
ジップの務歯（ムシ）と同色のブラックスワロフスキーを敷き詰めた特別製ジッパーを採用。他のダウンでは演出できない輝きが味わえます。
バックは定番的なナイロンキルティング。裏面スッキリだからこそ、フロントファーのゴージャスさが生きるのです。

ファー＆スワロフスキーが視線を奪う技ありダウン

ファーをあしらったダウンベストは、ソレだけで迫力十分。あえて袖なしのベストくらいがヤリすぎに見せないほど良い匙加減。実はこの一着、ジップラインに整然とスワロフスキーをあしらった技ありのもの。ファーの中から光を受けて艶黒の輝きを放つ独創的なデザインとなっています。毛皮もリアルフォックスファーを使用した逸品仕立て。

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歳を重ねたオトコにこそ攻めたカラーが洒脱に映える

● ウノピゥウノウグァーレトレ

歳を重ねるについシックなカラーの装いに走りがち。スーツなどのドレススタイルならいざ知らず、カジュアルの着こなしに関しては、一定の年齢を経たからこそビビッドカラーのアイテムが映えることも覚えておきたいものです。特にダウンはカラフルなものを取り入れることで、若々しく攻めた（＝不良な）ルックスに仕上げられます。とは言え全身オール･カラフルでは子供っぽく見えてしまうので要注意。ダウン以外はあえて黒アイテムで統一し、メリハリを付けることでカラフルスタイルがキリッと締まった装いに仕上がるのです。

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ダウンジャケット 29万円／ウノピゥウノウグァーレトレ×エンメティ
カフや裾回り、そしてポケットの入れ口までムートンをあしらっており、細部までリッチです。
背中部分は切り替えを設けないすっきりデザイン。
リアルムートンだから裏側は滑らかなスエードタッチ。隠れたところまでリッチな仕様を貫いています。

ダウンジャケット 29万円／ウノピゥウノウグァーレトレ×エンメティ
カフや裾回り、そしてポケットの入れ口までムートンをあしらっており、細部までリッチです。
背中部分は切り替えを設けないすっきりデザイン。
リアルムートンだから裏側は滑らかなスエードタッチ。隠れたところまでリッチな仕様を貫いています。

最高級のムートン＆ダウンを使用した究極ダブルネーム

エレガントなムートンダウンウェアを手掛けるイタリアのエンメティとのコラボによる新作。鮮烈なカラーと相まって、一見スポーティなルックスでありながらフードや前立て部分、それにカフなどにボディと同色のムートンをあしらっているのが最大のポイントです。ムートンは豊かな毛並みを誇る最高級品を採用しており、官能的な肌触りが楽しめるのも見逃せません。

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熟年オトコに効くのは“甘さ”を排したストリートなダウンスタイル

● STARMAN by R&Co.

ギャップで魅せる着こなしのひとつに、熟年オトコによるストリート（＝不良）なスタイルが挙げられます。ブラックを基調とした都会的かつクールなウェアと年齢を経た男の渋味という、ある意味両極のエッセンスが合わさることで、新鮮なバランスのコーディネイトが完成するのです。単なる“若作り”に見せないコツは、ルーズさを徹底的に排除すること。ブラックなど引き締まったカラーを多用することに加え、ダウンジャケットは身ごろもアームも細身であることが重要事項。ニットキャップでヤンチャさを醸すのもひとつの手。

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ダウンジャケット 8万9000円／ザヴィリディアン
フロントは止水機能を備えたダブルジップ仕様。下方からもオープンが可能です。
裾の後方左側にはゲームポケット風の収納機能付き。

ダウンジャケット 8万9000円／ザヴィリディアン
フロントは止水機能を備えたダブルジップ仕様。下方からもオープンが可能です。
裾の後方左側にはゲームポケット風の収納機能付き。

要所をシャープに絞った高機能ダウンは着やすさも抜群

2001年にスタートした日本人デザイナーによるブランド、ザヴィリディアン。注目の新作ダウンは、苦み走ったコットンナイロン･シェルを用いた細身の一着。優れた防寒性と同時にクールな顔回りが演出できる適度なハイネック仕様が特徴です。雨滴の侵入を防ぐ止水ジッパーや静電気防止裏地など、機能的にも高いスペックを備えています。

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