進化した名作！ 大人が履くべき男前なスニーカー5選

今やスニーカーは、まさに百花繚乱。テイストも実にさまざまですから、目移りするのも当然ですよね。遊び心溢れるデザインを直感で選ぶのももちろんですが、さらに一歩踏み込んで選ぶなら、男前なスニーカーはいかがでしょう？

で、男前なスニーカーとは何かと申しますと、例えば、ナイキのエアが登場する以前に、グリップ力の高さから多くのスケーターに愛されたレトロモデルの筆頭“ナイキ ブレーザー”だったり、’90sのグランジブームの火付け役となったカート・コバーンが愛したジャックパーセルなどなど……。
つまり、反骨スピリッツの象徴としてストリートで絶大な支持を得たモデルのこと。

そんな、時代を切り開いたタフなオトコたちに愛されたスニーカーなら、断然「分かってる感」もあるわけです。

で、それらの男前なスニーカーが、時を経てさらに進化。かつてのアッパーデザインを再現しつつもクッション性が増していたり、ポップな装飾がプラスされていたりと、時代にマッチする形でアップデイトがなされているんです。

というわけで、いま注目すべき、進化した男前スニーカーをピックアップ。どれも“逸話”のある名作なので、着こなしにぐっと本物感とコクを足してくれますよ。

ナイキ初のバッシュにして、今なおストリートの定番として愛される『ブレーザー』。’70s当時は、そのグリップ力の高さから、西海岸のスケーターが愛用していたことでも知られています。こちらは、'77年作がベースのローカットモデル。とりわけ個性が光るのが、絵の具を散らしたかのような遊び心ある装飾。一点投入すれば、それだけで印象が華やぐこと請け合いです。また何色の服を合わせてもどこかしらで色を拾えるため、意外やコーデも選びません。

限定シリーズ『タイムライン』より、やや膨らんだ形状の“スマイル”や厚みのあるテープといった、'80年代の仕様を再現したジャックパーセルが登場！ シアトルの田舎町でバンドを始めた当時のカート・コバーンが履いていたのもこんなレトロ顔でした。一方で、クッション性や通気性に優れる二層構造のオーソライトインソールを新たに搭載。最新の快適を追求しているとあれば見逃せないでしょう。トドメに、本作は魂のメイド・イン・ジャパン。上質さもお墨付きです。

ヴァンズのスリッポンといえば、70sの終わりから80s初頭に南カリフォルニアのサーファーたちから火が付いたマスターピース。白×黒のチェッカーボード柄の印象も強烈で、やんちゃなノリが大好きだという方も多いことでしょう。どっこい『ブルームカラーコレクション』より登場の新色『ウィステリア』は、かつてなく優しく爽やかな印象に。この意外性もまた、たまらなくイイじゃありませんか！

ニューバランスといえば、80年代後半からのアメカジブームで、ストリートでも定番として愛されたスニーカー。数ある名ロットの中でも、1988年誕生の『996』はいつの時代も高い人気を誇るザ・ベーシック。グレーやネイビーのソレが真っ先に思い浮かびますが、こちらの配色は、そんなヒストリカルな2色に赤の彩りを加えたコンビネーションが新鮮に映ります。また3色ともアメカジの定番色ゆえ、合わせやすさも申し分なし。デニムにもグレーパンツにもお好きなようにどうぞ。