2017.11.24
孤高のフレンチ靴「ゴルフ」。ジェイエムウエストンが愛され続けるそのワケとは?
普遍の価値を備えた定番のなかでもフランスの定番には、どこかとらえどころのない独得の美意識が漂います。フレンチエレガンスともいうべきそうしたニュアンスを靴の世界に求めるなら、最大の体現者はやはりジェイエムウエストンといえましょう。
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/稲田一生 文/竹内虎之介 編集/長谷川茂雄
中庭にモダンなガラスのピラミッドを要するルーブル美術館のように、異質な要素がひとつに溶け合うジェイエムウエストンの世界観は、そのラインナップにも現れています。古いミリタリーシューズに源流をもつ重厚なダービーシューズがある一方で、軽やかで流麗なワンピースシューズがある。そんななか長きに渡って無二の個性を放ち続ける定番が「ゴルフ」でしょう。伝説的なゴルファー兄弟にインスピレーションを得たこのダービーシューズは、ドレッシーさとスポーティ感の絶妙な融合により、多彩な人々の多彩なシーンを彩ってきた硬軟自在の一足。堅牢なラバーソールを装着していることから“足で稼ぐ”ジャーナリストたちにも愛された名作です。
ジェイエムウエストン「ゴルフ」
唯一無二の個性を放つ硬軟自在のクラシック
TRENCH SYTYLE
ハズしの効いたトレンチのこなしにゴルフがハマる
CASUAL STYLE