ちょっと待って! ソレって本当に“男前”⁉
誰にも口は出されたくないというのも分かります。そうでしょうとも。ですが、だとしても、本音のところ女性の目線も気になりますよね? ぶっちゃけると女子はどう思っているのか、知りたくないですか? 知りたいですよね⁉ ということで今回も開催しました『緊急美女座談会』。お集まりいただいたのはこちらの方々です!

パンジー 「どんな服装がそれに当たりますか?」
── 例えば、タフで機能的で男前な、加えて色気のあるようなファッション、と言ったらいいでしょうか。スパイ映画やアクション映画に出てくる人物も想像しつつ、ちょっとこちらを参考にご覧ください。(弊誌を机上に出しつつ)

ローズ 「うん、結構上級者ですよね。でも一般的なビジネスマンには見えないというか、上手に着こなさないと、職質されてしまいそうな……(笑)」
パンジー 「セクシーな感じが出せる年齢になると似合いそうですね。キャラ込みと言いますか、おしゃれが得意じゃない人には勇気がいるスタイルかもしれません」
あまりに“軍人さん”なミリタリースタイルは微妙
リリー 「キレイめな服のカジュアルダウンになるんですよね。かしこまりすぎず、便利なアイテムなので、女子もわりと取り入れます」
ローズ 「ただ、迷彩柄はちょっと……。時と場合によるかも」
パンジー 「一部に取り入れられてるくらいだったら良いですけど、難しいですね」
リリー 「ジャケット全体が迷彩柄でワッペンとかがついてるような、本気度の高いのは苦手かな。色味のトーンを抑えて、ポイントとして迷彩柄が入っているのはいい感じがしますけど」

パンジー 「彩度が高いと少し派手に感じますね。あとは、う〜ん、軍人さんみたいなのはちょっと……クセの強さを感じてしまう」
ローズ 「アウターもそうですが、パンツが迷彩柄も厳しいですね。サバイバルゲームをするとか、実用性のあるシーンで着るなら分かりますけど、街中で着るのは勇気がいりますね」
パンジー 「デートの時にパンツが迷彩柄だったら、気になっちゃって目が離せないかもしれない。なぜ、今日コレを着てきたのかって(笑)」
リリー 「でも好きでやっているなら尊重しますよ、各々の好みですから。ただ私個人として、好き嫌いで言ったら……ちょっと微妙かな〜(笑)」
パンジー 「私は『派手おじちゃん』みたいなスタイリングは好きなんですよ(笑)。誰とも被らない服装を独自のセンスで貫いてる人はカッコいいです。でもそれができるのは、かなりのお洒落上級者ですよね」
ローズ 「私は逆です〜。自分が無難なキレイめスタイルが好きなので、男性にも本音では無難にまとめて欲しい。こだわっている人たちの領域は、私ではわからないので、共感を求められたら困っちゃうし。ただ否定はしませんよ。自分のお洒落があるのは素敵なことだと思います」

リリー 「あ! 私これは好きです。オリーブ色のこのブルゾン」
パンジー 「MA-1のブルゾンはカッコいいですね〜! ワイルドな中にも可愛さがある」
ローズ 「確かに! カジュアルな感じでいいですね。ミリタリーでもシンプルなものは好みです。基本的にキレイめに整えて、要素としてミリタリーが入っているのは素敵だと思います」
リリー 「ミリタリーを前面に押し出すよりも、これくらい控えめの方が逆にバランスの良い男らしさを感じるのかもしれません」


全員 「少なくともここでは満場一致です(笑)」
柄シャツはTPOを考慮し使い分けて
パンジー 「柄の入り方にもよりますよね。大きさとか、色合いとか」

パンジー 「あ、結構大胆だ(笑)。多色使いとか、大きな柄などはどうしても人を選ぶと言いますか。ましてやスーツに合わせちゃってると、ん〜(笑)」
ローズ 「シャツのボタンも、開けすぎは色気を通り越して、ギャングみたいでちょっと怖いです。ジムで鍛えているような、身体に自信のある方は余分にボタンを開けても見栄えがするんでしょうけど、前をはだけるのは意中の女性とふたりの空間だけで良いんじゃないでしょうか(笑)」
全員 「アハハハ」
リリー 「目線って胸から上に行くじゃないですか。トップスにインパクトのある柄を持ってくると、顔とマッチさせるのって難しくないですか?」
パンジー 「そうですね〜。あ、襟も出てますね。襟まで出てたら、インパクトが強すぎてお顔が負けちゃいますよね。色気は感じますが、もっとほんのり匂わせ程度でいいかなって思います」
ローズ 「攻めた服装ができる方はお洒落なんですよ。でも私には難易度が高い。お洒落好きの女性には受けがよいのかなと思います」
リリー 「コーディネイトってトータルで完成するものだと思うんです。全体的な雰囲気とマッチしてないと、上級者向けのファッションは浮いちゃう。そうなるくらいなら、無難なものの方がいいかもしれません」
── そうしますと、柄のシャツだったらどんなものがお好きでしょうか。

パンジー 「あ〜、それも良いですね。綿や麻のジャケットと合わせると、大人の休日って感じで素敵です。私はアロハシャツも好き」

“男前”はポイント使い程度が好印象
リリー 「私もそう思います。今日感じたのは、お洒落だなと感じる人の装いって、丈感やサイズ感のバランスがいいなってこと。なので、むやみやたらに流行のアイテムを取り入れるんじゃなく、着丈やサイズ感、何にポイントを置くかってことに目を向けるのが、理想的かもしれません。それと、お洒落にそんなに自信がない人だったら、シンプルなベースの装いを決めて、ひとつづつ入れたいテイストをカスタムするように、段階的に取り入れた方が失敗しないのかな〜と思いました」
ローズ 「シンプルが一番、とは思っています。でも例えば恋人が好きなスタイルを持っているなら、それはポリシーとして貫いて欲しい。ただ、ファッションのことが分からなくて『これが流行りだから』ぐらいの感覚なら、『とりあえずで流行りに乗っかるのはやめようよ』って思います」
── なるほど、的を射た正論がドシドシ出てきました(笑)。今回は女子トークを盛り上げるため、サンプルとして本誌を見ながらの対談となりました。盛り上がるなかで、ややネガティブな意見も見られましたが、男前の服やトレンドを取り入れることが必ずしもNGというワケではないようです。
ビジネスならビジネス、デートならデート、そして休日ならどんな休日になるのかまで想定し、分量に配慮しつつお洒落を楽しんでみては? という提案なのですね。う~ん、コレは確かにリアル。好感度アップを狙う意味でも、ぜひぜひ参考にしていただきたいと思います!