デニムの最高峰！ あの名作「リーバイス® レッド」がついに復活！

ノストラダムスの予言に、ちょっとだけワクワクしていたあの年。そう、世紀末1999年にヨーロッパのデザインチームによって、プレミアムラインという位置付けで登場したのがリーバイス® レッドでした。8年後の2007年に同ラインは終末を迎えましたが、その後2014年に限定復刻。そしてこの春、2度目の復刻となったんです。

当時の記憶として鮮明だったのが、立体裁断。2000年代はじめはプレミアムデニムという名の下、さまざまなデニムブランドが登場し、立体裁断然り、それまでの王道的デニムから外れたコンセプチュアリーなデニムが続々とリリースされていました。そんな中、デニムの雄であるリーバイス®から登場したのは、ちょっとしたカルチャーショックでしたよね。

デニム＝ワークという定石からあえて逸脱し、ともすればモードとさえ評された大胆さを、今回の復刻でも踏襲。独特なステッチワークやユニークなポケット使いを披露しつつ、それでいて新たなフィットの追加など、時代に即した提案も見られます。

ニューノーマルの流れから、デニムも新たなスタイルが求められる今の時代。リーバイス® レッドは、果たしてそんな新時代の預言者なのでしょうか!?

今季人気のGジャン。見どころはステッチワークとポケット使いで、例えばあえてラフに走らせたバータックやパンツのバックポケットを想起させる逆山デザインなど。シルエットはイマドキなゆったりサイジングで、土クサさよりもリラックス感を感じさせます。ということで、クリーンな白上下ともこんなにマッチ。サンダルによるヌケ感も、なじんでくれます。

ややルーズ感のあるストレートシルエットを描く「505™」。独特なステッチワークを披露し、アウトサイドは脇割じゃなく巻き縫いを採用しています。さらに見どころはサスティナブルな生地。水や農薬の使用量を減らせるヘンプを使用してるんです。

パッチポケットが目を引く「505™ユーティリティ」。あえて歪みを持たせたステッチワークの他、Rをプリントした赤タブなど細部の演出に余念なし。写真のテラコッタカラーの他、インディゴやカーキも展開するなど、色においても独自性をアピールします。

濃いインディゴが独特なステッチワークを際立たせる「エンジニアードコート」。胸ポケットの形からわかるとおり、カバーオールとデニムパンツをミックスしたデザインになっています。ややドロップショルダーなゆとりサイジングが、イマドキ感を楽しませます。

肌触りが良く、それでいて環境にも優しいヘンプを使ったシャツの「デニムウーブン」。アシンメトリーなポケットやメタルボタン、そして歪んだステッチがヴィンテージのワークシャツを想起させつつ、オーシャンビーチサンドカラーがクリーンで品良い印象も。