大人のヴァンズ!? 密かに大人気の“ヴォルトシリーズ”を知ってますか？

これから夏にかけてのカジュアルスタイルにさらりと履きたいのが、1966年にポール・ヴァン氏が3人の仲間とスタートさせたカリフォルニア発のスニーカーブランド、ヴァンズです。スケートシューズという位置付けを頑なに守り抜き、闇雲にベースモデルの数を増やさないこだわりは、まさしく唯一無二。いつの時代も老若男女問わず絶大な支持を集める、エバーグリーンな老舗といえます。

スケートシューズブランドということで、ヴァンズは大人の足元に不向きと思うべからず。なぜなら、一味違う特別なシリーズが存在するのです。その名も“ヴァンズ ヴォルト”。例に漏れず限られたモデルをベースとしながら、色柄から素材使い、木型にまで変更を加えた世界でも限られた店舗のみで取り扱うヴォルトは、まさに “エクスクルーシブ・ヴァンズ”といっても過言ではありません。

インラインに比べて若干値は張りますが、違いのわかるスニーカーフリークから着こなし上手な大人まで、その価値は十二分に感じられるモノばかり。百聞は一見に如かず。まずは今買える狙い目の7足からご覧にいれましょう。

創業時からのロングセラーモデル「オーセンティック」にライトガムソールを履かせた「OGスタイル43 LK」。ポイントは、ネイビーのスエードアッパーとブラウンのガムソールというモダンな配色。オトナ好みの色使いが完成されています。

スーツにヴァンズ!?と訝しむ方もいらっしゃるでしょうが、さにあらず。ネイビースーツにベージュのコート、すなわちアズーロ エ マローネな装いは、同様の色使いの足元であれば、すんなり馴染むのです。時計やクラッチバッグなどの小物も同系色で揃えれば、親和性は倍増します。

4月にデリバリーが予定されている、「OGスタイル43 LK」のキャンバスモデル。ヒール部に斜めのステッチが施されているため、かかとを踏んでラフに履きこなせるというひと工夫が心憎い。春らしいマスタードカラーと軽快な素材感は、ゆるりとしたウェアとのこなしが叶いそうです。

オープンカラーシャツに淡色ガウンを羽織り、スラックスをはいた大人っぽいリゾートスタイルに、春らしい色味のオーセンティックをチョイス。軽快な雰囲気の足元はエスパドリーユを彷彿とさせますし、ゆるりとした質感のウェアにマッチ。こなれた大人のスタイルになるんです。

春色のスエードをアッパーに用いたスリッポン「OGスリッポン59 LX」。木型はインラインより若干広めにして、インソールのヒール部分に貼り合わされたレザーパッチがクッション性を向上させます。

「OGスタイル43 LK」のキャンバスモデル。こちらもかかとを踏んでのラフな履きこなしが可能。色褪せた風合いのサックスカラーが清涼感を漂わせます。

サイドのサーフラインが特徴的な1978年に誕生したオールドスクール。こちらのヴォルトバージョンは、よりぽってりとした木型で仕上げていますからクラシックな雰囲気ムンムンです。

スリッポンでは、定番のチェッカーフラッグ柄を裏革でアップデート。丈夫で弾力性の高いライトガムソールとの他にはないマッチングも通好みです。

ピンクスエードに黒いラバーソールという、インラインにはない配色の「OGオールドスクール LX」。黒を基調にした装いに合わせやすいだけでなく、春らしさ薫る足元のアクセントとして一役買ってくれそうです。

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