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2018.03.20

スーツと時計の相性学。ビズスタイルを格上げする3つの方法とは?

いまやほぼノールール状態なビジネスシーンでの時計選び。とはいえ、モテる大人なら、やっぱり基本を押さえたうえで、さりげなくトレンドをまいたいものです。というわけで、スーツのタイプ別に街がいない時計の選び方をご紹介いたします!!!

CREDIT :

写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/吉野誠 文/安岡将文

スーツスタイルで選ぶべき時計とは?

ビジネススーツを基軸に考えるなら、時計は3針のシンプルなものが定石。SSケースにホワイト文字盤、ストラップはブラックレザーなんて具合に。しかし、単に中庸な時計では退屈なのも事実。スーツに馴染ませながらも、小技を効かせたいところです。例えば、スーツの色とフェイスの色を合わせてみたり。コンフォートスーツにならいっそスポーツウォッチを合わせてみたり。あくまでさりげなくも、いざ目に付いたら「おっ、やるね!」って感じがいいんです。

◆ ネイビースーツ

定番のネイビースーツには、今ブルーフェイスが新基準

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スーツ26万円/ベルヴェスト(八木通商)、時計225万円/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京)、シャツ2万3000円/マリア サンタンジェロ、タイ1万5000円/ジエレ(ともにビームス ハウス 丸の内)、チーフ3800円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)、ベルト1万5000円/ダミーコ(バインド ピーアール)、靴18万円/ガジアーノ&ガーリング(トレーディングポスト青山本店)、バッグ5万4000円/ペッレ モルビダ(ウエニ貿易)
ホワイトやブラック、グレーに続くフェイスカラーとして、昨今頭角を現したブルーフェイス。ビジネススーツの定番カラーもネイビーとあって、統一感を演出するには打ってつけのフェイスカラーです。

特に、春スーツではネイビースーツにサックスブルーのシャツ、そしてブルーのタイを合わせたグラデーションは人気の配色。ブルーフェイスの時計は、そんな技あり配色を手元で印象づけてくれます。とはいえ、フェイスカラーの中ではまだ新進な印象。カジュアルに見られないよう、スモールセコンドやローマンインデックス、レザーストラップなど、クラシックなタイプで取り入れるのがオススメです。

英国柄タイにも負けない存在感! フランク ミュラーのトノウ カーベックス 25th

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「トノウ カーベックス レトログラード セコンド 25th」手巻き、OGケース(45×30mm)、クロコダイルストラップ、25本限定。120万円/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京)
フランク ミュラー創業25周年のアニバーサリーモデルとして登場したこちら。スモールセコンドを採用した艶めくブルーフェイスは、クロコダイルストラップとともに英国クラシックなペイズリータイと抜群に馴染みます。SSケースとの配色なら、ここおなじみのビザン数字もどこかシャープで都会的に見えます。
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ネイビースーツに深みを与える、注目ブルーフェイス

都会的なゴールド!ブルー&小振りなフレデリック・コンスタントのクラシック・カレ

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「クラシック カレ オートマチック ハートビート」自動巻き、RGケース(33.3×30.4mm)、カーフストラップ、日本限定。19万6000円/フレデリック・コンスタント(フレデリック・コンスタント相談室)
クラシックなスクエアタイプのケースに、オープンハートによって繊細さを示したクラシック カレ オートマチック ハートビート。昨年11月に発売された日本限定カラーでは、こんな爽やかなネイビーが登場しています。さらに、サイズも33mmと小ぶりなので、ローズゴールドケースでもビジネスでいやらしく見えません。

パーティでも映える、ユリス・ナルダンの艶感たっぷりエナメルブルー

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「クラシコ マニュファクチュール」自動巻き、SSケース(40mm)、レザーストラップ。102万円/ユリス・ナルダン(ソーウインド ジャパン)
ユリス・ナルダンの傘下にある、エナメルダイヤル専業のドンツェ・カドラン社が手がけた、見るも鮮やかなブルーフェイスのこちら。グラン・フーと呼ばれる技術で製作されたダイヤルは、独特なグラデーションブルーを描き出しています。その目を惹くブルーは、同系色のスーツに合わせても主張を弱めません。
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◆ グレースーツ

クラシックなグレースーツは、同色フェイスの時計でモードに見せる!

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スーツ9万円/ビームスF、タイ1万6000円/ホリデー&ブラウン(ともにビームスハウス 丸の内)、シャツ3万5000円/ルイジ ボレッリ(バインド ピーアール)、チーフ4000円、タイバー9000円/ともにフェアファクス(フェアファクスコレクティブ)、ベルト3万5000円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)、靴12万円/サントーニ(リエート)、メガネ5万8000円/ディータ(DITA 青山本店)、時計322万円/ヴァシュロン・コンスタンタン
ネイビースーツと同様に、グレースーツに対して時計で統一感を演出するならグレーフェイス。ホワイトやブラックもその理屈からいえば選択肢にはなりますが、グレーにすることでモードな雰囲気が演出できるんです。英国クラシック定番のグレースーツは、ともすれば地味な印象も。手元にモダンなアクセントを取り入れることで、都会的な洗練を匂わせることが可能になります。タイはもちろん、メガネやベルトといった他の小物とも色リンクさせると、より強印象に。それでいて、ストイックな印象が強い黒小物よりも、どこかやわらかい雰囲気にまとまるのもポイントです

クラシックななかにモダンが香る、ヴァシュロン・コンスタンタンのパトリモニー

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手巻き、PTケース(40mm)、アリゲーターストラップ。322万円/ヴァシュロン・コンスタンタン
2針&バーインデックスという、無駄な装飾性を一切省いた究極にシンプルなフェイスデザイン。ドレスウォッチにおけるお手本的なモデルです。そのカラーラインナップの中でも、プラチナケース×グレーフェイスはクラシックにしてモダン、エレガントにしてスタイリッシュという、2面性を備える独自性の高い配色です。
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グレースーツを今どきに見せる、注目グレーフェイス

端正な中にも存在感が欲しいなら、H・モーザーのエンデバー・スモールセコンド

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「エンデバー・スモールセコンド」手巻き、WGケース(38.8mm)、クーズーレザーストラップ。189万円/H・モーザー(イースト・ジャパン)
本来クラシックなスモールセコンドも、どこかモードな雰囲気を感じさせるこちら。鏡面仕上げのホワイトゴールドケースとサテン仕上げのグレーフェイスとのニュアンスにより、シンプルにして存在感を主張する顔つきに。味のあるレザーストラップとともに、単調になりかねないグレーでの統一に奥行きを与えてくれます。

ピアジェのアルティプラノは、グレー×ギョーシェで接近戦に勝てる!

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「アルティプラノ」手巻き、WGケース(38mm)、アリゲーターストラップ。直営ブティック限定88本。375万円/ピアジェ(ピアジェ コンタクトセンター)
昨年60周年を迎えた名モデルは、わずか2.1mmのムーブメントが実現した極薄ケースが特徴です。そのホワイトゴールドケースに収められたフェイスは、2本のバトン型針というシンプルなデザイン。しかし、よく見ればギョーシェ模様が刻まれており、シックなスレートグレーをエレガントに飾ります。
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◆ シャカシャカ系スーツ

シャカシャカ系スーツには、スポーティにしてクラス感あるラグスポウォッチを

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ジャケット8万8000円、パンツ4万8000円、靴4万9000円/すべてハイドロゲン(三喜商事)、ニット2万2000円/アンドレア フェンツィ、バッグ4万9000円/フェリージ(ともにビームスハウス 丸の内)、時計133万円/ウブロ
ストレッチ性や軽量性に優れた、ハイコンフォートスーツ。いうまでもなく、ドレスウォッチはちょっとアンバランス。なので選ぶべきは、ダイバーズやクロノグラフといったスポーツウォッチが正解。それも、単にスポーティなだけじゃなく、ちゃんと威張りの効くラグジュアリーブランド発の1本を選びたいところです。

軽快さを求めつつも、軽さに終始せずクラス感をキープするのが大人なビズスタイルの鉄則ですから、スポーティな印象に引っ張られすぎないよう、少し大ぶりなサイズを選ぶのもコツ。ストラップも、クラシックなスーツでは敬遠するラバーも選択肢に入ってきます。

スチール×ラバーのラグスポ最強コンビ、ウブロのビッグ・バン スチール

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「ビッグ・バン スチール」自動巻き、SSケース(44mm)、ラバーストラップ。133万円/ウブロ
ケース径44mmというビッグサイズにマットブラックフェイス、そして3つ目クロノグラフを搭載した見るからにタフ&スポーティな1本。ラグジュアリースポーツウォッチにおけるラバーバンドの先駆者的同モデルは、ハイコンフォートスーツスタイルに馴染みつつも格上げを狙うのにまさしく理想的です。
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シャカシャカスーツも格爆上げな、注目のラグスポウォッチ

ラグスポといえば、やっぱりオーデマピゲのロイヤルオーク!

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「ロイヤル オーク・ジャンボ・エクストラ シン」自動巻き、SSケース(39mm)、ブレスレット。365万円/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン)
サテン仕上げのSSケースが、プチタペストリーパターンのブルーフェイスを鮮やかに引き立てるジャンボ・エクストラシン。間違いなく高級時計でありながら、スポーティなSSケースを採用した、いわばラグスポウォッチの金字塔です。40mm以下の手頃サイズなら、クラシックなスーツにもバランス良し。

一見して只者じゃないのがわかる、クストスのチャレンジ クロノII

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「チャレンジ クロノⅡ」自動巻き、SSケース(53.7×41mm)、ラバーストラップ。195万円/クストス(フランク ミュラー ウォッチランド東京)
ブラックPVD加工されたSSケースに包まれる、メカニカルなフェイス。スーパールミノバ加工されたバーインデックスとスケルトンによってその複雑な機構を強調するフェイスが、テクニカル素材のスーツと好相性であることは言うまでもないでしょう。例え黒スーツに合わせても、その迫力は隠せません。

■ お問い合わせ

イースト・ジャパン 03-3833-9602
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ウブロ 03-3263-9566
ウエニ貿易 03-5815-5720
オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000
三喜商事(ハイドロゲン)03-3238-1385 
ソーウインド ジャパン 03-5211-1791
DITA 青山本店 03-6433-5892
トレーディングポスト青山本店 03-5474-8725
バインド ピーアール 03-6416-0441
ピアジェ コンタクトセンター 0120-73-1874
ビームスF 03-3470-3946
ビームス ハウス 丸の内 03-5220-8686
フェアファクスコレクティブ 03-3497-1281
フランク ミュラー ウォッチランド東京 03-3549-1949
フレデリック・コンスタント相談室 0570-03-1988
八木通商(ベルヴェスト)03-6809-2183
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501
リエート(サントーニ)03-5413-5333 

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