ビズスタイルを格上げする、スーツと相性抜群の長財布4選

スーツの魅力とは、ズバリ！ その端整なプロポーションですよね。それだけに、きっちりとしたサイズ感で着用すれば体型補正効果も絶大なわけですが、せっかくの美しいシルエットもポケットにあれやこれやとモノを詰め込んでは台無しになってしまいます。特にやってしまいがちなのが、財布の類。ジャケットやパンツの一部分が妙に膨らんでいると、一番の魅力であるフォルムが崩れてしまうのはもちろんのこと、なんだか“イケてないリーマン”に見えますのでご注意くださいませ。

そこでオススメしたいのが、薄マチの長財布です。ジャケットの内ポケットに収納しても、（ほぼ）シルエットに影響せず、さらに薄いマチの恩恵でそこから取り出す姿もすこぶるスマート。しかも上質な素材のものを選べば、余裕のあるオトコというイメージ付けにもひと役買ってくれるのです。そもそもこの手の二つ折りの長財布自体が、大人っぽいんですけどね。というわけでいかにもデキそな大人のビズスタイルには、薄マチの長財布がマストハブですよ。

シンプルに徹しきったようなストイックなデザインながら、しなやかな肌触りとキメの細やかな風合いから、ひと目で極上とわかる佇まい。小銭入れのライナーには、贅沢にもシルクのスカーフ生地があしらわれます。

5枚のカード収納や、片側にのみマチを設けた小銭入れ、マチ付きの札入れ、二箇所のマルチポケットと、必要にして十分な収納力。小銭入れのファスナーを開ける度に覗くスカーフ柄がさりげない遊びを演出してくれます。

外装部分には、ラグジュアリーな素材の代表格であるアリゲーターを採用。これがブラックだとアクがすごくなりそうですが、上品かつ知的な雰囲気のグレーで仕上げるところが、トム フォードのセンスの賜物なのかと。

アリゲーターの外装とは一変、内装はグレーのスムースレザー製。6つのカード収納や深さのことなるスリットポケットを4つ備えるなど実用性をしっかりと考慮しつつも、一切マチのないシンプルなデザインに仕上がっております。

薄マチの長財布としては新鮮な、ストラップ付きのデザイン。これなら見た目だけでなく、セキュリティ面でも太鼓判を押せるはず。深く刻まれたシボ感が男ゴコロをくすぐるカーフ素材は、吸い付くような肌触りです。

スナップボタン留めのストラップを開けると、なんと左右に14枚ものカードが収納可能。しかも取り外し可能なファスナー式のポーチ付きなので、ちょっとした外出の際などにはこれだけ持って出掛けるというのもアリですね。

パティーヌと呼ばれるムラ感のある独自の染色方法と、18世紀の古文書からインスピレーションを得たスクリットの刻印。同社ならではの技法を惜しげも無く投下することで、無二の存在感を醸し出す薄マチ長財布です。

コインコンパートメントを廃したシンプル設計。実は10枚もの収納力を誇るカードスロットの部分は、外装のヴェネツィア・スクリット・レザーを内側まで巻き込むことで成形された、とても贅沢な作りになっています。

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