人気再熱の「カーハート」。大人はどう着る？

1889年に創業したアメリカ発の老舗ワークウエアブランド、カーハート。その頑丈な作りとシンプルなデザインの製品は、ストリートを中心にいつの時代にも若者に支持されるブランドであることはご存知のとおり。そのカーハートが現在人気沸騰中なんです。店頭で聞いてみると、「メンズライクなアイテムを好む女性からの支持も絶大です」と、女子ウケも抜群とのこと。

カーハートと言えば、ペインターパンツやオーバーオールが特に有名ですが、若かりし頃の1990年代のストリート気分そのままに、大人が着こなすのはNGでしょう。あくまで2021年〝現在〞の自分に相応しい、エレガントな着こなしを心がけたいものです。

そこで今回ピックアップしたのは、ブランドのアーカイブをベースに、デザインやシルエットをこれまで以上に現代的にアレンジした、ヨーロッパ発の「カーハート WIP」というライン。そんなカーハート WIPのウエアは、我々が慣れ親しんだ艶感のあるイタリアやフレンチのアイテムたちとの相性が最強なんです。男前感と色気を絶妙にミックスさせたその着こなしとオススメアイテムを、以下にてご紹介しましょう。

ポケットに赤いステッチを配したカーハート WIPらしいワークスタイルのジャケット。基本はブルーデニムですが、ナチュラルなホワイトを選べば、子供っぽくならずにエレガントに見せられます。白を基調としたワントーンの着こなしで、足元もスニーカーではなくレザー製の上品なサンダルを。ウエストバッグはカモフラ柄で、大人の遊び心を加えてやってくださいまし。

カーハートの代名詞的なアイテムであるペインターパンツ「SINGLE KNEE PANT」もTシャツやスニーカーなどと合わせると、どうしてもアメカジテイストが出てしまいますが、それを中和するのがストライプシャツとデッキシューズ。フレンチトラッドのこなれ感を加えるのが、大人なペインターパンツの着こなしです。

胸にボディと同色のブランドロゴ刺繍が施されたフーデッドスウェットシャツ。13.3オンスの肉厚な生地をガーメントダイと洗いをかけて、ユーズド感のあるやわらかな風合いに仕上げているのが特徴。シルエットはルーズフィットなので、今どき感も出せますよ。

フロントチェスト（写真左）とバック（写真右）にグラフィカルなプリントを配したTシャツ。グラフィックはサイバネティックス（人口頭脳学）をテーマにしたものです。着心地の良い生地はオーガニックコットン100％を使用しています。

サラリと着心地の良いビスコース・ポプリン生地を使用した、オープンカラーのハーフスリーブシャツ。ゆったりとしたルーズフィットなシルエットは、街着から旅先まで幅広いシーンで着用できそうです。

細畝のコーデュロイ生地を使用したはき心地の良いレジャーショーツ「FLINT SHORT」。シルエットはレギュラーフィットで、ウエストはドローコード仕様。裏面の右横には縦長のスケールポケットを装備、ワークパンツ仕様になっています。