スーツの見せ場は曲線にあり！がわかる５つのポイント

大人が最上級のエレガンスを纏う手段、それがドレスアップ。演出方法もいまや多様化していますが、今回のキモはズバリ"曲線”です。大人のカラダのラインをなぞり、自然な美しさを際立たせるスーツの勘ドコロや、各種の演出方をお伝えします。 上質な一着に柔らかなタイをギュッと締める。そこで生まれる緊張と緩和にも似た、たおやかな曲線が優美な佇まいを完成させるのです。

自然のモチーフを自由に取り入れたアール・ヌーヴォー、プリマドンナの立ち姿を表したグラス、ドレス姿の女性……それらに共通するのは、丸みのある自由曲線。ふくらみとくびれが織り成す造形は、まさしくグラマラスで官能的です。

が、この曲線のもつ色気は女性やアートだけのものではありません。例えば、スーツ。大人の肩や胸、背中のラインをなぞり、男性的なパーツをあくまで自然に、かつたくましく見せる。そんな随所の"曲線"はドレスアップというキメ時に有用な勘ドコロであるとLEONは考えます。

さり気なく随所に強調される大人の男の曲線が、抑制された装いのなかにある種の色気を作り出すんですね。

1. なだらかな肩のライン
首元から腕にかけてなだらかなラインを描くナチュラルな仕立てがポイント。それによりラペルの立ち上がりが自然に強調されます。

2. あくまでぴったりな背中
スーツ姿の見せドコロでもある背中から腰にいたるまでピッタリなフィッティングが、頼り甲斐ある背中を演出してくれるわけです。

3. なめらかな胸部の仕立て
両胸に沿って立ち上がるラペルがドレスアップならではのグラマラスなムードを薫らせます。構築的ではなく、なめらかな肩、胸の仕立てがポイントです。

4. ウエストのくびれ
お腹が出ていようがいまいがきゅっとくびれたウエスト部分は欠かせないポイント。ほっそりでもちょいムチでも視覚的にスマートに見せることができますからね。

5. 美脚シルエットパンツ
パンツは、プリーツ入りのユルやかなテーパードが◎。腰周りはゆったりで楽チンでもって裾にかけてスッキリなラインを描くものがいいんです。

しなやかなウール×シルクのブラウンヘリンボーンが、渋さと艶っぽさを兼備する一着。ピークドラペルやチェンジポケットなどの英国的仕様をイタリア的仕立てで完成させています。Vゾーンは同系色で合わせるると遊んで見えます。モダンで新鮮なドレスアップのムードが全身にみなぎります。

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