人気の柄シャツを着るときに知っておきたい2、3の注意事項

リゾートスタイルがトレンドを牽引する今シーズンは、柄シャツが充実しています。昨年辺りから開襟シャツも人気とあって、今年はいよいよピークといったところでしょうか。とはいえ、柄シャツって実際着るにはかなりハードルの高いアイテム。夏になる度に欲しくなれど、結局臆してしまうという人は少なくないはずです。そこで今回は、主張の強い柄シャツを上手に馴染ませる方法を伝授。ポイントは色数とトーン。柄シャツだけど、柄をことさら主張しなければ、意外とガラ悪くならないんです。

上に何も羽織らない、つまり柄の主張が全面に出る着こなしにおいては、モノトーンまとめが使えます。特にモチーフサイズが大きいハワイアンシャツでは、そのトロピカルな雰囲気がどうしてもやんちゃ過ぎてしまいます。色を使わないモノトーンなら、むしろリゾートと対極な都会的洗練顔に。足元や小物にレザーを合わせているのも、そんな理由からです。

セットアップと柄シャツといえば、今注目が集まっている70年代スタイルにおける象徴的コーデ。シャツ襟のラペル乗せを、やはり楽しみたいところです。とはいえ、チンピラ感が出てしまうのは避けたいところ。ベースカラーやモチーフの色をセットアップとリンクさせることで、あからさまに主張しない抑制の効いた柄シャツコーデに収まります。

クリームカラーをベースに、小紋をプリント。両胸ポケットとともに、ロングポイントの開襟が70年代なレトロ感をにじませます。着丈は、タックアウトにベストバランスに。ラフに腕まくりすれば、ビーチリゾートに似合います。

数多のドットで構成される、ボタニカル調の柄。よく見れば、その中にスターモチーフが隠れています。そんな独特の世界観を後押しするのが、テロっとした生地感のリヨセル素材。開襟に加えて、裾のドローコードがスポーティに。

オワフ島にある自社ファクトリーでのオールハワイアンメイドを貫く、1953年創業の老舗ハワイアンブランド。トロピカル系モチーフの定番パイナップルを、シックなモノトーンで表現。自然な風合いのコットン生地も、着こなしやすい要因です。

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