人気の「ゆるパン」を大人に見せる定番コーデ3選

大人のオフスタイルに必要なのは「ユルさ」と「キチンと感」の両立です。きっちりクリース入りのパンツではアクティブに行動できませんし、かといってラフなパンツでは行動範囲も限られるというもの。ドライブやショッピング、レストランで食事したり、カフェでお茶するなど、歩きまわったり座ったりする機会が必然的に多くなるオフのシーンでも、ノンストレス＆シワが気にならないスラックス仕立てのリラックスパンツ＝ゆるパンは、まさに現代人の希望を叶えてくれるものです。でも、コーディネートのしかたがいまいちよくわからないという方もおられることかと。そのあたりを定番の３アイテムと合わせてみて解説いたしましょう！

定番×定番の普通コーデを、定番×ゆるパンにすることで、今っぽくお洒落にできるんです。たとえば、テニスセーターとも呼ばれるチルデンニットには、クラシックスタイルの超定番グレスラを合わせれば上品カジュアルの完成ですが、ここでボトムズをグレスラ風のゆるパンにチェンジ。シルエットは俄然、現代的になってお洒落度も上々です。上質なニットは一枚で素肌に着られることをアピールできますし、グレスラは今風の２インプリーツでシルエットはキャロット型。くるぶしが覗く九分丈も、今っぽさのポイントです。ここで足元を革靴にしてしまうと、学生風ですのであえてのサンダルでスポーティな気分を中和してやると、さらにお洒落度がアップしています。

立体的な織り柄入りのグレスラは、さらりとした清涼感がある麻混ストレッチ素材が使われています。ちなみにウエストはアジャスターボタンで調節できるので、ベルトレスですっきり履けるタイプです。

コットンやリネンなど、夏用の薄手の羽織ものに、デニムやチノなど重たい素材では暑苦しさが抜けません。パンツもそれなりに薄手で軽い素材のものを合わせたいもの。そこでオススメしたいのが、シアサッカー素材のパンツです。薄手で軽いのはもちろん、凹凸のある織り地はシワになりにくいうえ、シワが付いても気になりません。さらりとドライなシアサッカーは、細身過ぎるシルエットではサマになりませんので、ちょっとゆとりあるテーパードシルエットのものが似合います。こちらのシアサッカーパンツは、裾幅20cmというワイドテーパードなシルエットで、フロントはボタンフライというクラシックスタイルですが、くるぶし丈で穿くのがお約束。足元は素足にスリッポンが断然ですね。

コットンのシアサッカーはストライプの柄入り。柄部分が畝になっており、汗をかいても張り付きにくく、湿気を吸っても乾きやすいのが特徴です。

アウターシャツを羽織るシンプルなスタイルには、流行りのシャカパンをセット。ゆる〜く羽織ったトップスに、ストレッチを効かせたスラックス仕立てのパンツなら、大人の上品カジュアルに仕上がるうえ、テーパードしたシルエットが強調されて今っぽくまとまります。モダンなシルエットを際立てるコーデですので、色や柄を使わないのも正解です。インのヘンリーネックTを白にして爽やかさを加えているのも、春夏らしく装うポイントと言えるでしょう。ベルトと靴、時計のベルトまで黒レザーで統一するのも、要所をキュッとまとめるスパイスとして効果的です。

ストレッチを混紡することで伸縮性とともに、シャカっとしたタッチになったコットンサテンは、パリッとした表面感が上品なスラックスのルックスをキープしながら、突っ張りや窮屈さのない快適な穿き心地を実現しています。

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