2018.05.27
人気のロックT。ところでその曲聴いたことある?
昨今、ロックT人気が再燃しています。しかも世代も性別も超えて支持者が増加しているというこれまでにない状況。そこには、いったいどんな理由があるのでしょう?
- CREDIT :
写真/八月朔日仁美 文/竹石安宏(シティライツ) 編集/長谷川茂雄 取材協力/ラボラトリー/ベルベルジン アール
空前絶後のロックT新時代が到来?
同店自慢の旬のロックTをそのアーティストの名盤とともにご紹介もしますので、青春時代に夢中で聴いた大人世代も、実はTシャツを着ているけど楽曲は知らない、なんて若者世代も、この夏はあらためて名盤を聴きつつ、ロックTシャツを五感で楽しんでみてはいかが?
マーチャンダイズからファッション、定番へと進化
その後も何度かの世界的ブームが到来し、ライセンスを取得してヴィンテージを再現する復刻ブランドやファッションブランドも登場。メゾンブランドがモチーフに選び、パリやミラノのランウェイを闊歩したこともありました。現在では各アーティストのホームページに加え、ファストファッションにも取り上げられるなど、市場及び販路も拡大。そんなこんなで、いまや流行を超越した定番となったわけです。
10万越えも当たり前!? な、セレブ御用達Tに
さらに現在の人気において、とくに若者世代に多大な影響を与えているのが、セレブとSNSの存在とのこと。セレブが着てSNSに登場すると、まずヴィンテージが高騰。で、それを受けてファッションブランドが素早く復刻し、一般的にも人気が拡大する、という仕組みです。こうした流れによって人気に火がついたのが、ニルヴァーナやメタリカといったアーティストのTシャツであり、レアな絵柄ではなんと10万円代のものもあるそう。その火付け役である海外セレブは、他にも80〜90年代のヘヴィメタルやハードロック、グランジ、ギャングスタ・ラップといったジャンルで、ブラックベースに派手なプリントを施したハードな雰囲気のTシャツを好む傾向があり、それらは日本の若者にも大人気となっているんです。
また、そうした流れとは別に、ジワジワと人気を盛り返しており、「ラボラトリー/ベルベルジン アール」でも現在積極的に打ち出しているのが、70〜80年代の往年のアーティスト物。それらを求めるのは大人世代が中心であり、かつて着ていたけどまた着たい、といった昔からのファンもかなりいるとのこと。なかでも往年のアーティストのファンが多い、欧米からの旅行客が求めてくるケースも増えているそうです。やはり現存数も少ないので比較的高額ですが、現在のものではけっして味わえない古いプリントTシャツが持つヤレた雰囲気は、古着好きならずとも魅力的であり、根強い人気をキープしているんですね。
世代も性別も超えて共感し合える普遍の魅力
捨てなきゃよかった!な、高騰ロックTを名盤とともにご紹介!
NIRVANA[ニルヴァーナ]
ニルヴァーナといえば絶対聴いておきたいのが『ネヴァーマインド』。グランジ/オルタナティブロックの爆発的人気のキッカケとなった名盤で、後のバンドに多大な影響を与えました。
METALLICA[メタリカ]
パスヘッドがジャケデザインを描いた代表作は2003年に発売された『セイントアンガー』。内容も往年のメタリカを思い出させる名盤です。日本のセールスチャートで1位を記録。
GUNS N' ROSES[ガンズ・アンド・ローゼズ]
LA発ハードロックの絶頂を極めた名盤と称されるのが、ガンズのデビューアルバム『アペタイト・フォー・デストラクション』。アルバムジャケットの十字架柄Tシャツも当時大人気でした。
Led Zeppelin[レッド・ツェッペリン]
『レッド・ツェッペリン III』はツェッペリンの最高傑作の呼び声も高い1970年の作品。ハードロックに多種多様な音楽性を融合した意欲作です。永遠の名曲「移民の歌」を収録。
David Bowie[デヴィッド・ボウイ]
常に革新的音楽を求め、時代ごとに音楽性を変えていったボウイ。ゆえにアルバムにより好みが分かれますが、やはり劇的な世界観が集約された『ジギー・スターダスト』は必聴かと。
THE ROLLING STONES[ザ・ローリング・ストーンズ]
ストーンズ絶頂期の1972年の作品『メイン・ストリートのならず者』は、さまざまな音楽性を集約した名盤。なお74年のフィルムコンサートは同アルバムのツアーを収録したもの。
◆ ラボラトリー/ベルベルジン アール
住所/東京都渋谷区神宮前3-21-22 いとうビル 1F
TEL/03-5414-3190
営業時間/11:00~20:00
定休日/無休
URL/http://laboratory.paris-tx.com/
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