短パンを大人が爽やかに着るテクとは？

無理せず涼しく夏を過ごそうと考えるなら、パンツもショート丈であるのが理想です。しかし、大人の短パンスタイルは、市民権を得ているとは言いがたいのが現状で、一部の女性からは“デートに着てきて欲しくないアイテム”の筆頭に選ばれることも……。しかし夏のショーツスタイルの快適さは、一度知ってしまうと離れられるモノでないのはご存知のとおり。そこで女性も納得の洒脱ポイントを押さえたショーツのこなし方を、今回ご披露する次第。これをマスターしたなら冷ややかな視線を浴びることなく、涼し～い顔にてお洒落が楽しめることお約束いたします。

大人のショーツスタイルで気をつけなければならない第一のポイントは“子供っぽく見せないこと”。例えばルーズフィットのショーツや中途半端に丈の長いもの、それに意味もなくポップなカラーのショーツは、それだけで子供風になりがち。だから引き締まったカラー、それにジャストサイズのショーツなどを選ぶことで、スタイリッシュなショーツスタイルを意図的に作り出すことが肝心です。写真のショーツはグレースラックスと同じウール素材を使用しており、非常にドレッシーな印象にキマるのですね。

シャツやシューズまでダークなカラーに絞って着こなせば、キリリと大人のエッジ感漂うお洒脱なスタイリングに仕上がります。とは言えショーツはショーツ。どうしても軽さが出てしまうのは仕方がないこと。しかし、大人の“重み”を小物でしっかりプラスしておけば問題ナシ。カラーを統一することに加え、高級機械式時計や本格仕立てのレザーサンダルを合わせることで、ズシッと存在感が匂い立つスタイリングに仕上がります。さらにアンクレットなどをちょい足しすれば、男の色気をそこはかと感じさせることまでできるでしょう。

先に述べたとおり、巧みな小物使いで重厚さを演出するのもひとつの手ですが、大人っぽい存在感をアピールするなら他のテクニックも。その奥の手とも言えるのが、＋ジャケットのこなし技。これは絶対に子供にはマネのできない上級テクです。

ただしジャケットはドレッシーな芯入りなどではなく、カーディガンのようなアンコン仕立て、素材も薄く軽快なものを用意するのが大前提。さらに全体的に色使いを統一することも、散漫に見せない大きなポイントです。また、主役のショーツ選びの要点は、コンパクトかつショート丈。膝上10㎝ぐらいがアクティブで爽やかな印象になる目安です。

ジャケット自体が十分に大人の要素を備えているので、小物はポップなものでOK。カラフルなコードタイプのブレスレットはテーラードジャケットの硬さをお茶目に崩してくれるスパイスとして絶好のもの。足下も同様に革靴ではなくシンプルなスニーカーが今の気分です。さらに貴金属のアンクレットをプラスすると、足下が素っ気なく見えることもなくなります。

大人の装いで大切なのは、なんと言っても“清潔感”。特にショーツ姿は子供っぽく見えがちなので、上品に見せることを意識するのが重要です。そこで持っていると安心なのがホワイトショーツ。手の込んだ複雑織りの生地使いと、ワンプリーツ入りの仕立ては清潔にしてドレッシー。シンプルな丸首のサマーセーターと組みあわせるだけでも、非常に優雅なルックスに仕上がります。

ここでのポイントはやはりサイズ感。身体にほど良くフィットしたジャストサイズが絶対条件です。ショーツのレングスは膝のちょい上くらいがベスト。せっかくの美的ショーツの清潔感を損なわないためにも、余計なカラーはなるべく入れ込まぬように。シューズもホワイトで固めるのがお約束です。

そろそろ買っておきたい！ この夏注目の大人サンダル5選
休日の足元といえばスニーカーが鉄板ですが、これからの季節はそこにサンダルを織り交ぜて、名実ともに清涼感を演出して行きたいところです。そこで、本誌が厳選した今買うべき最新サンダル5選をご紹介します。

デニムの次はコレ!? チノがいま人気の理由
ジーンズと双璧をなすデイリーパンツの大定番であるチノパン。今季再び注目を浴びるチノパンの、差の付く旬なこなし方を、解説フォトを交えつつ分かりやすくレクチャーいたします。

いまやお洒落に欠かせない白Tは、いかにして定番となったのか？
本来下着でありながら、大人の装いにも欠かせない定番となった白Tは、いつからファッションアイテムになったのか？　さらに、いま大人はどのように着こなすべきか？　そんな疑問に迫ります。

【動画】シャツの袖まくりがお洒落にキマる３つのテク
なにげないのにカッコいい腕まくり姿には計算されたワザがあった!?　そのテクニックをスタイリストが動画で伝授します！

コンバース・オールスターがやけにカッコイイ人にはある秘密があった!?
スニーカーと聞いてまず思い浮かぶコンバースのオールスター。でもひとえにオールスターでもカッコよさに差があるのをご存知ですか？