知ってましたか？ いまどきスラックスは腰が違うって

ウエスト部分のヒダ状のディテール。これ、タックやプリーツと呼ばれるものですが、40代以上の方は、この手のパンツがバブル期に一世を風靡したことはご存知かと。で、そんな懐かしのディテールが、最近改めて注目を集めているんです。

その理由はクロージング業界のクラシック回帰の流れが深く影響しているわけですが、小難しい話はさておくとして、このタックは我々にとってとてもありがた〜い効能をもたらしてくれるのであります。と言いますのも、このタックというディテールは、その構造上腰周りにゆとりが出るため、スラックスのはき心地が格段に向上するのです。しかも腰まわりがボリューミーになるので、貫禄も出る。さらに先にも申し上げたとおりトレンドとしても注目を集めるディテールなため、感度の高さもアピールできるというわけです。

そうそう、昔流行ったパンツとは違い、昨今の主流は腰周りはゆったりしつつも裾はキュッと絞られたテーパードシルエットになっていますので、タンスの中をゴソゴソと探るのではなく、潔く新調することをお勧めいたしますよ。

コットンにリネンを36％混紡させることで独特のシャリ感を表現。ブラウンのグレンチェック柄が大人っぽさを演出してくれるため、バンドカラーシャツにサンダルを合わせてカジュアルにこなしても大人っぽさはしっかりキープできます。ちょっとエレガントにはきこなしたいのであれば、首元にネッカチーフを巻くだけで、俄然品よくまとまりますよ。

タックはヒダが外側に開いた2アウトタック仕様。ループがしっかりついているので、ベルトでアレンジを効かせられるのもいいですね。

素材から縫製まで日本人の感性で作り込まれた、メイド・イン・ジャパンならではの一本。超長綿で織られた光沢感が艶っぽいサマー・モールスキンを採用しているので、これからの暑い時期でも快適。ループのタコ付けやDカン止めなど、スラックス専用工場ならではの丁寧な作りも見どころです。

深めに入ったフロントタックは、こちらも2タック仕様。腰元にゆとりがあるワイドタイプだが、綺麗にテーパードされているので、今日的なシルエットが楽しめます。

流麗なテーパードフォルムの白スラがこちら。ストレッチコットンを使用しているため、はき心地も快適そのもの。サイドアジャスター付きのベルトレス仕立てになっているので、クラシックかつスッキリとした雰囲気を演出できますよ。

こちらもヒダが外側に開いた2アウトタック仕様。フロントのボタンを留めるための持ち出しが長めなので、ベルトレスでも間延びする心配はございません。

英国のロイヤルワラントを獲得し、『ビデイル』などの名作オイルドジャケットなどで知られるバブアーが打ち出した2プリーツスラックス。テーパー具合もいい塩梅なので、大人っぽくはきこなすことが可能。野趣溢れるデニムの風合いも洒脱ですね。

 2インタック型のベルトレス仕様。サイドアジャスターはボタン位置によって調整が可能。シンプルな腰周りがなんともモダンです。

100年近く歴史のある縫製工場とタッグを組んだパンツ専門ブランドが手がけた作。メイド・イン・ジャパンに徹底してこだわっているだけあり、ディテールの作り込みには一切妥協なし。タフな生地の風合いも、男心をくすぐりますね。

ウエスマンを排することで、ミニマルかつ新鮮なウエスト周りに仕上げた本作は、ベルトループをあしらった2アウトタック仕様。

膝の部分の切り替え、裾のファスナー等々、ディテールにまでとことんこだわり抜いた黒のスラックス。ポリエステルとウール、そしてポリウレタンを絶妙な配分で混紡しているため、程よい光沢と快適なストレッチ性を兼備しています。

こちらは今までと打って変わってヒダが内側に向く3インタック。よりクラシックな印象です。ベルトループとサイドアジャスターを兼備します。

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