2021.09.30
ジローラモが、あの名映画のスーツ姿をリメイクしたら……? 前編
我らがジローラモの思いつきから、名作映画のスーツ姿を『LEON』がリメイク! 超大御所スタイリストの大久保篤志さんを招いた即興ファッションストーリーをお楽しみください。
- CREDIT :
監督・主演/パンツェッタ・ジローラモ スタイリング•演出/大久保篤志 写真/野口貴司(San•Drago) ヘア/Takuya Baba(SEPT) メイク/CHACHA(beauty direction) 文/竹内虎之介、持田慎司
我らがジローラモが、スーツ姿が素敵な映画をリメイク
その難題にチャレンジするスタイリストとして彼が指名したのは超大御所スタイリストの大久保篤志さんです。筋書きのないふたりの即興ファッションストーリーをご覧あれ!
もし、ウディ•アレンがストリートを纏ったら
ジローラモ:スーツ姿がカッコいい昔の映画をリメイクする企画を思いついて、スーツなら絶対に大久保さんだと思って! ボクがモデルに挑戦するキッカケを作ってくれた人だしネ。
大久保:NHKのイタリア語の語学番組に出ている姿を見て、タケ先生(菊池武夫さん)に推薦してね。それでタケオキクチのショーに出てもらって。
ジローラモ:もう30年も前ですね。『LEON』創刊の前。その節はありがとうございました。大久保さんのスーツ姿いつもカッコいいけど、その秘訣はなに?
大久保:自由に、ほぼ毎日着ていることかな。今はインナーに白の長袖Tシャツを合わせるのがマイブーム。
ジローラモ:ボクも最近はスーツに白のTシャツを合わせることが多いネ。ヴィンテージTシャツとテニスソックスを合わせたりして楽しんでます。
ウディ・アレンがイタリア〜ノに大変身!
◆ ブルックス ブラザーズ
正統派トラッドをVゾーンで遊んでみました
大久保:映画で印象的だったのはコーデュロイのジャケットとチェックのシャツ。それを現代的にしてみたんだ。
Selected Movie
『アニー・ホール』のアメトラを現代的に解釈したら?
『アニー・ホール(1977)』
ウディ・アレン監督によるロマンスコメディで、ウディ作品のなかでも人気が高い作品のひとつ。コーデュロイジャケットはもちろん、ツイードジャケットやチノパンなど、70年代のアメトラの着こなしがわかる重要な作品なのです。ⒸKobal/UNITEDARTISTS/The KobalCollection/WireImage.com
アメリカとイタリアの最上コラボ
大久保:今回使ったのは、トミー ヒルフィガーとラルディーニの米伊コラボ。映画もアメリカのイタリア移民のマフィア話だしね。
◆ トミー×ラルディーニ
ジローラモがコルレオーネの4代目ドンに!?
Selected Movie
もし『ゴッドファーザー』PART4があったなら……
『ゴッドファーザー(1972)』
戦後のニューヨークに君臨するイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」と敵対するマフィアとの抗争を描いた、フランシス・フォード・コッポラ監督による不朽の名作。ファッション的に見ても最高! ⒸParamountPictures/Ph
otofest/MediaVastJapan
派手柄はVゾーンを同系色で
大久保:ジョン・トラボルタの現代版だよ。これは自分のブランドの最新作で、いまの気分はフレアなんだよね。
◆ ザ・スタイリストジャパン
ディスコでフィーバーしたくなるでしょ(笑)
Selected Movie
フレアスーツでジローラモがトラボルタに!?
『サタデー・ナイト・フィーバー(1977)』
主演を務めたジョン・トラボルタの出世作で、空前のディスコブームを世界で巻き起こしたジョン・バダム監督による名作。白のスーツにトラボルタのキメポーズを練習したオヤジさんも多かったことでしょう。 ⒸAFLO
大久保:ディスコといえば、バブルの頃はヴェルサーチェが人気だったね。このスーツも地味派手で最高!
ジローラモ:でも不良そうネ(笑)。
後編は10月1日(金)公開!
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
ザ・スタイリストジャパン 03-3478-0144
トミー ヒルフィガー カスタマーサービス 0120-266-484
ノア クラブハウス 03-5413-5030
ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-021-818
ラコタ 03-3545-3322