手軽なのに断然キマる! 大人のセットアップ3選

肩肘張らず、ゆっくり過ごしたい休日など、あまりにキメすぎた着こなしは逆に野暮ったく見えるもの。とはいえジーンズにスウェットシャツではエッジのない平凡なルックスになりがち。リラックスしていながらどこか一本スジの通った装いこそ、洒脱な大人が目指すべきもの。そんな気分にハマる装いがセットアップを軸としたスタイルなのです。

スポーティなジャージーのコーディネートも、上下の色柄に加えデザイン性まで揃ったセットアップならば、ビシッと統一感ある印象に。この秋はセットアップのなかでもゆるりと羽織れつつ、ラグジュアリーな素材使いと先端の洒落感を兼備した、ワンランク上の一着が狙い目なんです。

サイドラインがなんともスポーティなセットアップは、トラックジャージーを思わせるアクティブなひと揃え。こういったスポーツ系のアイテムを大人が着こなすと断然カッコいいわけです。で、着こなしのポイントは、ひとつ。インナーをシンプルに徹するだけ。

白無地のカットソーなら清潔感も十分であることに加え失敗知らず。ただしこのカットソーはネックにサングラスを引っ掛けてあるような、ちょっと遊びの効いたデザイン。単なる白Tじゃないところがキモなのです。もちろん足元もホワイトで統一。ストイックに装うことで、スポーティななかにも大人な薫りが漂い、いい塩梅になるんですね。

一見いわゆるジャージーですが、実はウールメインのニットというのが最大のポイント。それゆえラグジュアリーな薫りが漂います。また、袖の下部や身ごろの両サイドは通気と伸縮性を意識した別布を使用しているという、非常にテクニカルな仕立ても特徴。

無地のカットソー一枚の着こなしでも、ここまでクールに見えるのは、上下ともにスマートなシルエットを貫いているから。ジップはイタリア製の高級パーツを使うなど、すべてにおいてハイスペックなワンセットです。

休日につい着たくなるのがデニムとスウェットです。その両方の魅力を一着に詰め込んだセットアップがついに登場。ボディに馴染む豊かなストレッチ性をもちながら、男らしく味わい深いデニムウエアのようなルックスが最大のポイントです。

ちょっとハードな雰囲気のあるセットアップも、全身のカラーを統一させて着こなすことで、寛ぎとシックな印象を併せ持つスタイルに。ゴージャスな輝きを放つスパンコールがあしらわれたネイビーのカットソーを合わせることで、味わい深くリッチなコーディネートが完成します。

もちろん足元も重要。スニーカーも光沢ある艶っぽい一足を選べば、単なるデイリースタイルとは一線を画す、大人のオフスタイルが完成します。

ロックテイストをラグジュアリーに表現するブランドとして名高いダルタン ボナパルト。デニムライクなスウェット素材のセットアップは、イタリアはトスカーナ地方の工場『SIMPLY JEANS社』に依頼して製作したというリッチな逸品。

イタリア製のジャージーニット生地をインディゴ染めし、熟練職人の技にてヴィンテージ調にハンドブリーチを施した生地は、ラテンの色気と味わいを主張します。アクセサリーにも似た輝きを放つスワロフスキーのジップラインも見逃せないポイント。リラックスしつつも同時にハイセンスな個性を感じさせるスペックが秀逸なんです。

肩肘張る必要はないものの、大人の貫録はしっかりキープしたい。そんな人にオススメとなるのがテイラードのエッセンスを取り入れた新作セットアップ。ブラックのウールカシミアを使用した一着は、ショールカラー＆1ボタンという仕様がディナージャケット的風格を感じさせる仕上がり。

ただし芯地やパッドを使用しないことに加え、パンツはスポーティなリブパン型ゆえ堅苦しさは皆無。スニーカーなどを合わせて気軽に着こなすのが似合うセットアップです。

スタンダードなＴシャツをインに着込むのももちろんアリですが、大人の余裕と個性をアピールしたい場合は、オフタートルを合わせて。首元の溜まりが飾らないエレガンスを匂わせます。

ウールカシミアのニットフラノ素材は、温かみを感じさせると同時に優れた伸縮性を備えているのがポイント。いわゆるテイラード的なジャケットとは異なりアンコンかつショートレングスのため、カーディガン風に軽く羽織りやすい一着です。

パンツはウエストや裾部分にも同素材を用いたリブパン型。ストレッチ性を備えているので、部屋着として使いやすいところも見逃せません。一般的なスウェットとは異なりウール特有のカッチリ感をもつため、適度にシックなルックスなのも大きな魅力です。