意外なあの定番が活躍、秋コーデ3選

年輪を重ねることで生まれる渋さは、大人のオトコにとって大きな武器。なぜなら、そういう雰囲気はリッチさや包容力、そして若者には醸し出せない大人の色気を感じさせてくれるからです。ならば、それをアイコニックなスタイルで演出しない手はありません。キラーアイテムはズバリ、茶のコーデュロイジャケットです。

素材は太畝から中畝くらいの表情豊かなコーデュロイ。色味はやや明るめで微かに赤みがかったブラウン。そんな温かみと素材感ある一着が、渋い大人の演出に威力を発揮してくれます。着こなしに関してはむしろシンプル&モダンに。渋さの演出はその素材感とアナタの顔だけに任せ、ジャケット以外はすっきりとワントーンでまとめるのが正解です。すると、コーデュロイの温かみがカントリーテイストに転じることなく、熟成された大人の色気のみが抽出されるのです。ぜひお試しを。

顔のシワやグレーがかった髪……。年齢を重ねたからこそ生まれるオトコの渋さを艶っぽく演出してくれるのが、こんな一着なのです。

ザ・ジジのアイコンたる8ボタンダブルのピークドラペルジャケットに、ブラウンの太畝コーデュロイをのせた一着。すこぶるクラシックな雰囲気をあくまでモダンに仕上げた、絶妙のサジ加減が魅力です。

茶のコーデュロイをスマートにこなすのは難しい、と思われがちですが実はとっても簡単です。ポイントはインナーとボトムスの色を揃えること。ただそれだけで都会的な印象のなかにリッチな渋さを添えられるのです。

英国カントリーテイスト漂うスタイルを、イタリアのセンスで柔らかな表情に仕上げた一着。赤みの強いブラウンにもイタリアンテイストの艶っぽさが漂います。インナーに黒ニット、ボトムスにも黒のパンツを合わせ、ジャケット以外はダークトーンで統一。そうすると、渋さのなかにもモダンな雰囲気の装いが完成します。

製品染めにより、こなれた風合いに仕上げられたコーデュロイジャケット。やや太めの畝や明るめの色味にもリラックス感のある柔らかな雰囲気が漂います。合わせるのは、ざっくりしたオフホワイトのタートルネックニットに、同じくオフホワイトの腰ユルスラックス。そんなすこぶるエレガントな白合わせが、コーデュロイジャケットをリッチな大人の余裕へと昇華します。

超長綿の柔らかで艶のあるストレッチコーデュロイを使用した一着。太めの畝とテラコッタブラウンが色気ある渋さを演出してくれます。さらに上下をデニムで揃えると、タフな印象ながらあくまで都会的に。どこかニューヨーカーっぽい雰囲気さえ漂います。