めちゃ便利！ コンビなレザーブルゾンに注目の理由とは？

レザーブルゾンにもいろいろなバリエーションがございます。そのなかで、いま断然注目されているアイテムをご存知でしょうか？　それがレザーとニットをコンビ使いした、いわばハイブリッドタイプ。さっと羽織れば、レザーの品格が薫るのはもちろん、イマドキの適度なユルさも感じられて、とても重宝するんです。

なにせ2つの素材のコンビネーションですから、両者のいいとこどりができるのがありがたい。レザーブルゾンは、硬派で無骨なイメージがつきものですよね。でも、コンビ使いなら、そんなイメージを脱却できて、上品かつ柔和な表情が取り入れられるってわけ。

つまり、懐が深い、安心感をもたれる男性像を体現するのに、まさにもってこいなのです。

その際、素材は表革よりも表情が柔和なスエードがよろしいかと。そんな一着があれば、ドライブ時のスポーティな着こなしから、デート時のドレッシーなスタイルまで対応が可能。この守備範囲の広さは、コンビならではと言えましょう。

今回は、そんなコンビレザーの振り幅を知ってもらえる2パターンの着こなしをご提案。ツボを押さえたコンビレザーのセレクションと合わせて、ご覧くださいまし。

こちらは、レザーとニットのコンビブルゾンを効果的に活用すべく、全体をネイビートーンにまとめたスタイリング。同系色ゆえ、すべてが単なるプレーンなアイテムではあまりに退屈ですが、袖と身頃の質感が微妙に変化するだけで、洒脱な印象が増します。

さらに目を向けたいのがインナーです。やはり調和が取りやすいのは、ブルゾンにも部分使いされているニット。コンビレザーのブルゾンにしっかり溶け込んで見えるのがお分かりになるかと。その際、クルーネックよりも、艶を感じさせるタートルのほうが、上級者っぽく見えるので試してソンはありません。

くどいようですが、カジュアルにもドレステイストにも変幻自在なのが、コンビレザーブルゾンのメリットです。たとえば、ここぞというデートの時だって、着こなし次第ですんなり馴染んでしまいます。そんなシーンでは、頭から足の先までダークトーンで統一するのが正解。それでいて、キザに見えないのは、コンビブルゾンの、そこはかとないユルさがあればこそ。

デートなどで、コンビレザーを有効活用する場合、やはりボトムはドレッシーなパンツが最善の選択。無地のソレも悪くありませんが、全体がダークトーンなだけに、あえてストライプでさりげなく変化をつけるのがよろしいかと。ブルゾンから漂う大人の余裕になじむよう、ワタリに適度なゆとりをもたせたテーパードパンツなら申し分はありません。無論、足元はリラックスしつつも品のよいローファーを推奨します。

スウェットシャツやカーゴパンツは、本来ならスポーティさ全開のアイテムですよね。でも、スエード×ニットの質感が加わることで、アメカジ的な雰囲気は直ちに雲散霧消。いかにもゴツいレザージャケットだと、こうはいきません。上品にまとめるうえで、コンビレザーブルゾンがいかに有能か、これでお分かりいただけましたよね？

ブルーのスウェットをインナーに合わせ、ほどよく力の抜けた気分を演出。とはいえ、くだけすぎに見せないためにコンビブルゾンでカジュアル感をバランスよく中和すれば、ちょいユルでありながら、大人の品格をアピールできます。こちらのブルゾンはニットとヤギ革スエードのコンビ仕様。袖はラグランスリーブですから、リラックスした着心地を満喫できるかと。背中もスエードを使った贅沢仕様が通好みです。

ボトムには、やや太めの脱力系カーゴパンツをチョイス。これも実は計算尽く。今回のインナーに選んだブルーと白って、誰からも好かれる組み合わせなんです。白は清潔感や爽やかさ抜群ですから、カーゴパンツとて、子どもっぽくはなりません。とどめに正統派のレザーシューズを添えれば、さらに品位もアップしますよ。

ボタンフロントに、衿と裾をリブニットで切り替えたスタジャン風デザインの気取りのなさが魅力。ゴートレザーの身頃に、ほどよい厚みのニットの袖のコンビネーションで軽さも上々です。軽くて柔らかな着心地もさることながら、軽く内綿が入っているのもポイント。これからの季節、活躍の場はいくらでもありそうです。

Vネックのカーディガン風デザインとは、なんともヒネリが効いています。ニット部分はエクストラファインメリノウールで、見た目も肌触りも上質感満点です。スエード部分がとにかく薄くてソフト。それゆえ、アウターとしてもインナーとしても使えて、汎用性はバッチリ。一枚でイマドキの装いを何通りも楽しみたい欲張りなアナタ、いかがです？

コンビブルゾンのなかでも、こちらはテーラードタイプの衿が付いた上品さピカイチの一着。ニット部分はハイゲージで、非常に軽く、肩の凝らない着心地を実現しています。身頃はフロント部分がスエードで、背面はニット。テーラードタイプだけに、ノータイはもちろんのこと、ニットタイなんぞを合わせれば、ちょっとユルさのある上品なお出かけ着にもなりますよ。