英国王室御用達「バブアー」の名品6選。定番からレアな別注まで！

英国カントリースタイルへの関心の高まりに加え、アウトドアトレンドも重なり、今バブアーへの注目が高まっています。

バブアーは、1984年にイングランドのサウスシールズで創業。北海の厳しい天候のなかで、漁業や港湾業務に従事する労働者のために、ワックスでコットン生地をコーティングし防水性と防風性を高めたワックスドクロスを開発したことが、そのはじまりです。

第一次、第二次世界大戦では、英国海軍に正式採用されたこともあって、1974年にエディンバラ公、1982年にエリザベス女王、1987年にはチャールズ皇太子から、それぞれロイヤルワラントを授かっています。英国でロイヤルワラントを授かるブランドは数々ありますが、3つすべてというのは少数（ちなみに、他にはスマイソンやジャガー・ランドローバーなどがあります）。いわば、バブアーは英国における名門中の名門であり、またオトコの一生モノとして必ずその名が挙がる、普遍的存在と言えます。

そんなエバーグリーンなバブアーから、今シーズンは人気の高まりに伴って、コラボアイテムが続々と登場しています。王道アイテムが、異なるブランドの世界観をどう受け入れるのか？　今回は定番モデル、そして新作とともに、注目コラボ3選と豪華ラインナップでお届けします。

現在、定番モデルとされているビデイルではハンドウォーマーポケットが採用されていますが、こちらは1980年に登場した時の仕様を復刻したビデイル・オリジナル。ハンドウォーマーポケットではなく、フラップ付きのポケットになっているのが特徴です。ゆったりとしたシルエットは、当時らしくもあり今どきでもあります。

現行モデルであるハンドウォーマー仕様のビデイル最新作。英国老舗のミル「ウィリアム・ブリス」のツイードを採用しています。ライトトーンのグレンプレイドが、英国クラシックと英国カントリーという、今シーズンのトレンド2大要素をともに満たしてくれます。

こちらも現行ビデイルのシーズナルモデル。生地には、英国「フォックス・ブラザーズ」のウールフランネルを採用。オリーブリーンながら、ラギッドなワックスドクロスとはまるで趣の異なる、シックで温かみある印象に生まれ変わりました。これなら、満員電車でも気兼ねなく乗れますね。

まずは同じ英国同士のコラボから。ライトウェイトのオイルドコットン地を用い、オリジナルパターンで製作されたこちら。いわゆるフィッシュテールと呼ばれるモッズコートタイプで、機能的でトラディショナルなデザインをモダナイズさせるマーガレット・ハウエルらしく、バブアーのタフな雰囲気をよく生かしています。

このコラボには心湧くというオトコは多いでしょう。実用性の高いディテールを特徴とするエンジニアド ガーメンツのフィールドパーカに、バブアーの伝統的なスタイルを融合したジップパーカ。多ポケット使いがタフさを匂わせますが、生地はライトウェイトワックスで比較的軽めです。

キャプテン サンシャインがパターンからオーダーした、エクスクルーシブモデル。ミリタリーコートをベースにした大型の斜めフラップ付きポケットや、クラシックオイルドクロスがタフさを匂わせますが、サイドのマチ付きサイドスリットによるAラインに、今どき感がにじみます。

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