2018.12.06
プロが手がけた!大人のための味出しデニム
ジーンズ1本に数百万円。それはまさしくバブルでした。しかし、そのおかげで日本にはヴィンテージデニムに関する深い知識が蓄積されたのは事実。それが今、ジーンズの新たな可能性を開こうとしています。
- CREDIT :
写真/島本一男(BAARL) スタイリング/小野塚雅之 テキスト/安岡将文
ヤヌーク × 藤原 裕(ベルベルジン ディレクター)始動! 藤原さんが語る、その想いとは?
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ヴィンテージ好きなら知らぬ者はいない、原宿の老舗古着店ベルベルジンのディレクター藤原 裕さんは、当時を振り返りそう語ります。
この度、藤原さんは2003年にLAで誕生したデニムブランドのヤヌークとのコラボコレクションを手がけました。現代に穿けるヴィンテージジーンズを作りたい。そんなヤヌークの願いを実現するためには、確かにこれ以上ない人物です。
しかし、リーバイス501®XXの歴史と知識を凝縮した書籍『THE 501®XX - A COLLECTION OF VINTAGE JEANS-』を上梓するほど、ヴィンテージへの造詣が深い藤原さんだけに、いわばヴィンテージの“再現”に対して葛藤はなかったのでしょうか。
「確かに、今まで僕が触れてきた世界とは、違うものがあります。しかし、僕はこれまでせっかく培ったヴィンテージに関する知識を、どうやって残せば良いのかずっと考えてきました。ヤヌークとのコラボレーションは、そのひとつの方法だと思っています」
こだわる人にも、こだわらない人にも穿いて欲しい
「とにかく濃く深いインディゴの色合いを表現するのが大変でした。そのために、現存する1946年のデッドストックをヤヌークのデザインチームに直接見てもらい、72年間の経年変化や酸化の具合を実感してもらいました。エイジングやセカンドハンドも、その加工技術や行程を隈なくチェックしました。ヴィンテージ加工を施したジーンズはこれまで幾本も見てきましたが、今回の仕上がりはかなり納得しています」
コレクションでは、レディースも展開。今後さらにアイテムのバリエーションを広げる予定だとか。
「藤原=生粋のヴィンテージマニアというイメージを持つ人も多いでしょう。それはそれでうれしいのですが、僕はデニム業界に携わる一人の人間として、今回のプロジェクトをとても楽しんでいます。これまで得た知識を活かして、ヴィンテージだけでなくデニム業界全体に貢献できれば幸いです」
Item 01 デッドストック
藤原さんが最もこだわった、再現度の高い色に注目
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Item 02 エイジング
一度も洗っていない、ヴィンテージ目線な色落ち感
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Item 03 セカンドハンド
労働着であるというジーンズの本懐を追求したモデル
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