イケてる大人のダウンはコレ！ ちょいレトロをオシャレに着こなす方法とは？

昨今のアウトドアブームも手伝ってか、アウトドアテイスト溢れるレトロ風味のダウン人気が高まっております。ですが、雪山が似合うようなレトロデザインのダウンは、ボディの色の主張が強かったり、切り替えが効いていたりと、少々クセがあるもの。

もちろん、それがまた魅力なわけですが、街で着るのに抵抗があるという方もいらっしゃることでしょう。

でも、それを上手に攻略できれば、イマドキのこなれた冬スタイルを手に入れることができるのです。今回は、そのこなし方のツボをお伝えいたします。

ツボとはズバリ、他アイテムを“モノトーン”でまとめること。モノトーンにまとめることで、華やかな色味を最大限に効かせることができるのですよ。

またその際、味のあるデニムやブーツは避け、スラックスやローファーなどのドレッシーなアイテムを選べば完璧。つまり、いかに都会的にこなすか？が、レトロ顔ダウン攻略には欠かせないキーワードなのです。

そうすることで、自ずと持ち前のヘヴィデューティな魅力も活きる！というわけです。

こちらは「8 モンクレール パーム・エンジェルス」の、ヴィンテージに着想を得たダウンを羽織ったコーデ実例。往年のヘヴィデューティスタイルでは、ノルディック柄のニットやジーンズなんかと合わせたものですが、イマドキにこなすツボは都会的であること。

というわけで、ここでは黒のタートルネックニットに白のスラックス、そして黒のローファーを合わせたキレイめコーデの上にさらり。他アイテムをモノトーンに徹することで、ダウンの深いグリーンもより鮮やかに映えます。

ヨークのスエードの切り替えにレトロアウトドアの趣が溢れるダウンですが、ハイゲージの黒タートルネックニットをインすることで印象が締まり、たちまち都会的にこなせます。スウェットなどのスポーティなものや主張の強い柄ニットなどは避け、クリーンに徹するのがポイントです。

白のスラックスは、実はアウトドアテイストを一気に都会のそれに変換できる便利アイテム。スタイルにググッと品格が宿ります。足元もブーツではなく、スエードローファーなどの適度にドレッシーなテイストを備えたアイテムを選びましょう。

レトロアウトドアを象徴する機能性素材、通称「ロクヨンクロス」を表地に用いた「ダウン・シエラ・ジャケット」です。横糸にコットンを60％、縦糸にナイロンを40％用いたロクヨンクロスは、雨に濡れるとコットンが膨張して目が詰まり、水の侵入を防いでくれるという1968年生まれのハイテク素材。

その微光沢＆タフなタッチは、思わずなでたくなるような魅力を備えています。やや褪せ感のあるグリーンの発色も美しく、採り入れやすいかと。

ロッキーマウンテンといえば！ な、肩をレザーヨークで切り替えたデザインの「クリスティージャケット」です。ウエスタンシャツを彷彿させるデザインが個性的ですが、作りもユニーク。

表地に70デニールのタフな特注ナイロンタフタを用い、ダウンパックを省略することで、軽い着心地を実現しているのです。衿にはアメリカ産原皮のシープボアを使用。温かいのはもちろん、これまた古きよき趣を盛り上げています！

創業は1830年に遡るアメリカ老舗、ウールリッチのアーカイブより、70年代のダウンジャケットをモチーフにした一着です。リサイクルポリエステル製コーデュロイの褪せたような発色にレトロな趣が漂いながら、ミドル丈＆ハイネックによる縦長フォルムはスマートな印象。

またゴアテックス インフィニアムの搭載により、優れた防風透湿性と撥水性を備えているのも特筆点です。顔はレトロでも機能は最新、ってのが最高じゃありませんか。

アメリカ北東部・ニューイングランド州のファクトリーに端を発する人気ブランドより。ケープハイツを代表するダウンの1つ「ルタック」です。

鮮やかなイエローの生地は、独特のドライタッチが楽しめる20/80クロス。ダウンでは珍しいラグランスリーブや、ブランドロゴを模した三角型の胸ポケットが、個性に華を添えています。街での着用を考慮した、着ぶくれ感のないスマートなフォルムも、ならではの魅力といえましょう。