2022.02.11
安藤政信が着る、大人のスタイルは…… PART01
時代のエッジを凝縮させたモードなスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがたっぷりつまっています。そんなモードスタイルを、著名人の方に着こなしていただく連載。第2回目のゲストは、いま話題のNetflixドラマ『金魚妻』にも出演する名優・安藤政信さんです。
- CREDIT :
主演/安藤政信 写真/柿本ケンサク スタイリスト/石川英治 ヘアメイク/竹井温 文/井上真規子

第2回目は多くの俳優・クリエイターから崇拝される名優・安藤政信さんです。
大人の光と陰 PART01
大人には、そんなメリハリのあるスタイルも必要じゃないかと LEON.JPは思う次第。
そこで今回は「光と陰」をテーマに、オトコとしての“美しさ”と、そこはかとない“憂い”を兼ね備えた、光と陰を操る名優・安藤政信さんに大人のモードを纏っていただきました。
撮影は、安藤さんと深い親交をもち、映像作家・演出家など幅広い活躍で注目を集めるアーティスト・柿本ケンサクさんが担当。
ふたりが見せた、モードを彩る「光と陰」の対なる世界を、今回も三部作でお届けいたします。
ぜひご堪能くださいませ!

DUNHILL
大人の着流しタキシード
というのも、“スタイルとアイデンティティ”、“実用性と贅沢さの衝突”をテーマにする今季のダンヒルは、繊細でありながら、どこか危うさが薫るスタイルが数多く登場するんです。
で、そのムードを、「ダンヒル」が最も得意とするフォーマルなスタイルに落としんだ、象徴的な一着がこちら。
ゴージ位置の低いラペル&リラックス感のあるシルエットが特徴の一着に、艶感のある上質ウール素材を採用し、そこに、温かみのあるパステルカラーのニットをゆるりと羽織り、ラフに着流す。
この、セクシーな中に危うさを感じさせるエレガントな装い、これこそ大人にしかこなせないフォーマルかと。
こんなスタイルを余裕でこなせたら、まさに「光と陰」を操る大人じゃないでしょうか。





Zegna
どこでも余裕な、極上セットアップ
そのシームレスに「外」と「内」を行き来できるスタイルが、このゆるっと上品なシルエットを描く上質なセットアップです。
軽やかで伸縮性のあるウール100%のフェルト素材を用いた一着は、体を優しく包み込み、どこでもリラックスした着心地を楽しめるのが魅力。
さらにフェルトならではの適度な厚みとハリが、シルエットに立体的で奥行きのある、大人なリッチさをプラスしています。
まるで「光=(外)」と「陰=(内)」が融合したようなセットアップは、室内から高級レストランまで、幅広いシーンで見た目も心もラグジュアリーなひと時へと誘ってくれるはず。
リラックスしつつも上品に着こなすことのできる懐の深い一着が、大人のさらなる余裕を引き出してくれることでしょう。



interview
安藤政信×柿本ケンサク インタビュー
親交を深めるきっかけになったのは、2014年に始動した「All For Cinema!」という短編映画プロジェクト。
監督・脚本から撮影・編集まで務めた柿本さんが、安藤さんに主演のオファーをし、意気投合したのだとか。
以来、互いのクリエイティブに厚い信頼を寄せる安藤さんと柿本さん。今回の企画も、安藤さんのラブコールで実現しました。
── 今回のビジュアルはどんなイメージで考えたのでしょうか?
「安藤くんとセッションするなら、感性によって作る方がいいな、というのがありました。だからセットはなるべくシンプルにして、光と安藤くんでどう遊ぶかを考えました。とくにシューティング一発目は、どんな服でも安藤くんが好きな赤でいこうと決めていました」(柿本)
── 安藤さんは、そんな柿本さんの演出を見て?
「スタジオに入った瞬間、やっぱりケンサクめっちゃわかってる!って感動しました(笑)。
僕は赤をすごく大切にしているので。
真っ赤な照明とちりりばめられた光の屈折が、すごくドラマチックでしたね。
ただ雑誌の撮影で、これだけの規模の照明を使っていることに驚きました。
さすがケンサクだなと」(安藤)
── 今回、大人のモードスタイルを着ていかがでしたか?
「まず赤の照明に感動して、それからダンヒルのセットアップを見て、めちゃくちゃハマったなと思いました。今日は絶対みんなでいい空気感作って帰るぞ、って思わせてくれた。
第一印象ってすごく大事ですよね。
そこでハマらないと、みんなリズムが狂ってしまいますから」(安藤)
そんなドラマチックなフォトセッションはPART2、PART3と続きます!
乞うご期待!

安藤政信/俳優
1975年生まれ。1996年、映画『キッズ・リータン』(北野武監督)で主演を務めデビュー。高い演技力が評価され、多数の映画賞を受賞し話題に。以来、『イノセントワールド』(1988)、『サトラレ』(2001)など、数多くの映画やドラマに出演。最近では「ミラーライアーフィルムズ」で初めての監督に挑戦し、『さくら、』を公開した。フォトグラファーとしても活躍中。
柿本ケンサク/映像作家、写真家
多くの映像作品を生み出すとともに、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動。2021年大河ドラマ「青天を衝け」メインビジュアル、タイトルバックを演出。同年LINE NEWS「VISION」ドラマが配信。映画「恋する寄生虫」が11月より全国公開。現代美術家としても多くの写真作品を国内外で発表。国際美術展、水の波紋2021に選出される。
◾️ お問い合わせ
ダンヒル 0800-000-0835
ゼニア 03-5114-5300