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2019.01.24

女子のマウンティング欲を満たすメガ盛りいちごパフェと7000円のショートケーキ

旬を迎えたいちごが女子のSNSをにぎわしています。「あの子より“映え”する(大きい、おいしい、高級)」と、彼女たちのマウンティング欲を満たすいちごのネタを探してきました。

CREDIT :

文/秋山 都 写真/野頭尚子

毎回、旬のレストランや話題の新店をご紹介していく連載「美食のネタ帖」。「なんか面白い店ないかなぁ」「最近どこか行った?」と聞かれることが多いLEON.JP食いしん坊担当がガチでおすすめなお店を紹介いたします。

第4回は女子のマウンティング欲といちごの関係について。一見、無関係に思えるこのふたつですが、実は切っても切れない関係なのです。というのも、赤くてかわいい(そして高級な)いちごはSNSのキラーアイテム。念のため申し添えますと、女子は日々「私こんな素敵なところへ行ったの」「こんなもの食べたことある?」と友人たちをうらやましがらせたい、つまり「私のほうがアンタよりいい女なのよ」とマウンティングしたい一心で投稿を続けているわけです。

そんな自己承認欲求の強い女性にとって、いちごはもってこいのアイテム。ことに、インスタ映えしそうなメガ盛りのパフェ、そして完全予約制で誰でもが買えるわけではないショートケーキなど、アッパーないちごたちをピックアップしました。「すごいイチゴ食べてみない?」をフックに早春のお誘いをかけてみてはいかがでしょう。

コスパ最高のメガ盛りいちごパフェ

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「座ったままでいちご狩り」6264円(価格は時価で多少変わります)。いちごパフェにいちごのスムージー、そしてフレッシュないちごをたっぷり。
百聞は一見に如かず、ということでまずは画像をご覧ください。こちら、2~4人分ですが、高さ40センチ超えのスーパーボリューム。パフェ皿に盛り切れず、ぽろぽろこぼれている(実際はきれいに盛り付けられている)ではありませんか。その名も「座ったままでいちご狩り」。
では実際に食べてみますね。
まずはいちごをひとつ、ふたつ。中まで真っ赤ないちごはジューシーで甘い! 高級いちごだけを生産する武笠農園から取り寄せる朝採りの紅ほっぺを使用しています。いちごの甘酸っぱいジュースを口中で味わいながら、生クリームやアイスクリームをぺろり、ぺろり。途中で、下に生えている(置かれている)いちごもどんどん口に放り込みます。まさにいちご狩り感覚。ひとつ、ふたつ……といちごの数を数えていましたが、50個を超えたあたりでわからなくなりました。一般的ないちごが1パック15個程度ですので、4パック分くらいかな。でもこれ、採算的に大丈夫なんでしょうか?
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オーナーの峯岸暁さん。音響系の会社を経営しながらも、カフェ「The Living」のオーナーを務める。
「採算? あんまり考えていませんね」と笑うのはオーナーの峯岸暁さん。美食家で、先日はペルーまで「ごはん食べにいった」というエピキュリアンです。そもそも、この「The Living」は峯岸さんが友人たちとくつろぐ場所が欲しくて始めたという、半プライベートな場所。そのため、アジアンリゾートのラウンジのようなイメージで、非日常的な雰囲気を楽しめるように自ら設計したのだとか。
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アジアの高級リゾートのような趣の「The Living」。アクセスは、東急池上線「千鳥町駅」から徒歩1分 東急多摩川線「下丸子駅」から徒歩6分。
峯岸さんの本業はこのカフェ経営ではないため、この「The Living」は採算を度外視したコスパの良さも特色。たとえば以前はハーゲンダッツのアイスクリーム(希望小売価格272円)を250円で販売していたのだとか。コンビニで買うより安いハーゲンダッツ、飛ぶように売れたそうですよ(そりゃそうでしょう)。

そしてこの「座ったままでいちご狩り」は食べておいしいのはもちろん、女子への訴求力が半端なかった! 撮影中も「ちょっといいですか~♡」と店中の女子がスマホ片手に近寄ってきました。いちごパフェ、想像以上にウケますよ。
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■ The Living(ザ・リビング)

住所/東京都大田区千鳥1-19-4 フラット千鳥 2F
予約・お問合せ/03-6410-9779
営業時間/10:00~16:00
定休/火曜・水曜(臨時休業あり)
*週末は必ず予約を。

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予約制、こだわりぬいた極上ショートケーキ専門店が誕生

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「crèam fraise génoise 」のショートケーキ、5号(15センチ)7000円。上に乗せるいちごは契約農家から取り寄せている。
さて、いちごといえば忘れてはいけないのがショートケーキ。洋菓子の代表格のように思えますが、実はこれ、フランスやドイツなどヨーロッパの伝統菓子ではないのだそう。まったくの日本オリジナルのケーキなのだそうです。それだけに、私たちの生活には深~く浸透していますね。

受験が終わったとき、誰かのお誕生日だったとき、特に理由はないけどケーキが食べたかったとき、我が家ではいつもショートケーキを食べていたなぁ。ああ、不二家やウエストのショートケーキは思い出の味です。
そんな私たちにとって特別なショートケーキを、食材と鮮度にこだわって極上のクオリティで作る専門店が、東銀座に昨年12月にオープンしていました。

「crèam fraise génoise」。クレーム・フレーズ・ジェノワーズと読みます。クレームは生クリーム、フレーズはいちご、ジェノワーズは全卵とバターを使用したスポンジ生地を意味しています。生クリーム+いちご+スポンジ=ショートケーキというわけですね。
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こちらも5号のケーキ。カタチを保つギリギリの固さで泡立てられた生クリームは官能的なまでの舌触りのよさ。
「crèam fraise génoise」のケーキはショートケーキの1種のみ。そしてカット売りはせず、ホールのみ。さらに原則的には前日までの予約販売です。
これは、乾燥などの劣化を防ぎ、ショーケースにも入れずにギリギリまで冷蔵することで鮮度を保つためだそう。またひとつのホールケーキを囲むことで、幸せな時間を共有してほしいと、オーナーにしてシェフパティシエールの関口倭代さんの思いがこめられています。
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ショートケーキ6号(18センチ)9000円
関口さんは一流店や有名ホテル、フランスでの洋菓子修業を経て、国内外で数々の受賞歴があるパティシェール。最上のクオリティにこだわり、小麦、たまご、バター、クリームなどすべての食材を国産で吟味し、毎日その日の予約分を関口さん自ら丁寧に作っています。

と、能書きはこのくらいにして、ひとくち食べてみてください。ふうわり軽い生クリームに、シロップやお酒を打っていないのにしっとりとしたスポンジ、そしてさわやかないちごの甘味に誰しも笑顔になるはず。かつて家族で囲んだあのショートケーキ、幸せの味に、よりヴィヴィッドな美味しさで出会えます。
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■ crèam fraise génoise(クレーム・フレーズ・ジェノワーズ)

住所/東京都中央区銀座3-12-17 ヒノトリビル 1F
予約・お問合せ/03-4500-7115
営業時間/12:00~18:00
定休/日曜、祝日 臨時休業あり
https://ginza-cfg.com/
*ショートケーキは原則前日まで、HPや電話で予約がのぞましい。

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