アットホームなのに、一流フレンチの料理が楽しめるレアな店！

お洒落でカジュアルな雰囲気ながら、お料理は一流フレンチ級! そんなギャップを堪能できる店「ビストロエビス」なら、彼女との距離も一気に縮まりますよ!

CREDIT :: 写真／中川司

本誌LEONでYULI*YULIとして16年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

知る人ぞ知る!
毎晩大賑わいの人気ビストロ

JR恵比寿駅から明治通りに出て、渋谷方面に少し歩いた所にある「ビストロエビス」。恵比寿のいわゆるお洒落なレストランは、賑やかな大通りとは無縁であるケースが多いですが、逆にコチラのお店は、大通りに面しているのに隠れ家的な存在なんです。

シックでウッディな外観のお店の扉を開けると、天井の高い開放的な空間が広がります。白と茶を基調にした店内のカウンター席はとても居心地良さそう……実はコチラ、知る人ぞ知る人気店なんです!（毎晩混み合うので電話予約がオススメです）。

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店名や黒板メニューなどを見る限り、いわゆるビストロのお料理が提供されるものと思われがちですが、実際に出来上がりを見てびっくり! その繊細な盛り付けや味付けに感動するはずです。

なぜならコチラのオーナーシェフ平尾光司氏は、実はグラン・メゾン出身！「オテル・ドゥ・ミクニ」を皮切りに、「ロブション」「レカン」「ラ・ブランシェ」、そしてパリの二つ星を経て2010年に「ビストロエビス」をオープンするに至った、かなりの実力の持ち主なのです。

今回、数々のお料理のなかから、前菜・主菜・デザートからオススメを選んでいただきました。

まずひと品めは、前菜の「ズッキーニ詰ヤリイカソテー」。ズッキーニが詰まったヤリイカの上に、パルメザンチーズがふんわりと。イカのプリプリ感と素材の豊かな風味が楽しめます。盛り付けにもご注目。まあるくお花のように添えられているのは、アイオリソースとイカスミです。その可愛らしさに、彼女から歓声が上がりそうです!

そしてメインは、こだわりのフランス産「仔牛のカツレツ」。ミモレットチーズ、フレッシュトマトとバジルのソースでいただきます。お肉が口の中でとろけるような柔らかさで、とてもエレガントなカツレツです。

ティラミスも、平尾シェフの手にかかればフランス風になってしまいます。苦味のあるコーヒーアイスクリームにコーヒーのビスキュイ、そしてムースのマスカレポーネがたっぷりと。カカオニブのパウダーも上品な味です。

グラスワインは、シャンパーニュ１種、白ワイン３種、なんとオレンジワインも１種に赤ワイン３種が毎晩あります。グラス売りが充実しているレストランって、嬉しいですよね。良心的な証しだと思います。

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見た目ビストロなのに、実は「グラン・メゾン」クオリティのフレンチが自慢のコチラ。ソムリエとサービス担当の奥さまとともに二人三脚で切り盛りされているお店なので、とってもアットホームな雰囲気なの。ビストロは数多くあるけれど、なかなか同じようなお店はありません。90％のお客さまはリピーターとか。これこそが良い店の証拠ですね。

■ BISTRO YEBISU（ビストロエビス）

住所／東京都渋谷区東 3-15-8
営業時間／18:00〜22:00（L.O.）
不定休

URL／http://bistroyebisu.com

予約・お問い合わせ／☎︎ 03-6427-3789

※料理や価格は、2019年5月現在の情報です。最新の情報は、店のHPをご覧ください。

※価格は税抜き表示（サービス料別）

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2018年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が11周年を迎えた。