【美味しい日本ワインの選び方】 答えは、5つ星受賞ワイナリーにあり!

昨今、日本ワインが大変な評判を呼んでいます。が、実際のところ、「飲んでみたいけれど、一体何を選んだらいいかわからない……」といった方も多いのではないでしょうか。そんな時、ひとつの指針となるのが「日本ワイナリーアワード」。昨年から始まったこの審査は、日本ワイナリーの評価に“格付け”を初めて導入したものなんです。

単体のワインの銘柄を評価するコンテストは多いけれど、そういう場で上位に入ってくるワインはもともとの生産本数が少なく、手に入らなくて飲めない、なんていう声も。そこで「日本ワイナリーアワード」はワイナリーごとに評価し、星を与えるという方法を取ることに。
 
審査基準は、白赤ともにさまざまな銘柄の品質が良く、収穫年にも左右されずに、安定して消費者が買える良質なワインを造っていること。コスパが良いこと。そして、その土地ならではの風土を映したワインであることなど。

最高位は“5つ星”で、さらに“4つ星”と“3つ星”、専門家が選んだ興味深いワイナリーに与えられる「コニサーズワイナリー」と４段階のランクに分かれています。

審査員は日本ワインを10年以上にわたり取り扱い、日本ワインを熟知している酒販店や飲食店のソムリエさん、また日本ワインに関する著作のあるジャーナリストなど。審査の結果、昨年5つ星は10ワイナリーでしたが、今年は15のワイナリーがその栄冠に輝きました! 

北海道の「ドメーヌ・タカヒコ」と「山崎ワイナリー」。山形の「酒井ワイナリー」と「高畠ワイナリー」、そして「タケダワイナリー」。山梨の「勝沼醸造」「機山洋酒工業」「サントリー登美の丘ワイナリー」「ダイヤモンド酒造」「中央葡萄酒」「丸藤葡萄酒工業」「メルシャン」。長野からは「小布施ワイナリー」と「Kidoワイナリー」。そして西日本では唯一、大分の「安心院葡萄酒工房」が選ばれています。

なかでもオススメは、老舗の「酒井ワイナリー」と「タケダワイナリー」です。1000円代のリーズナブルラインから高級ラインまで幅広く手がけており、手に入りやすい。しかも両ワイナリーとも厳格なビオワインなので、ナチュラルでスムーズな味わいが魅力的です。

そしてこの日、表彰状や副賞を渡すプレゼンターとして登場したのは、「ルネッサ～ンス」というかけ声とともに、ワイングラスを掲げる芸で知られるお笑いコンビ・髭男爵（ひげだんしゃく）のひぐち君! 

ワイン専門家の証ともいえるワインエキスパートの資格を2015年に取得して以来、日本ワイナリーを70軒も巡ったり、「日本のワインを愛する会」の副会長にも就任したりと、いつの間にかホントのワイン通になっていたのでした。

表彰式のあとは一般消費者も参加してのパーティ。チーズプロフェッショナル協会の協賛により、いま評判の日本産ナチュラルチーズやフィンガーフードが提供されるなど、華やかな夜となりました。
 
今年の夏は、ぜひ受賞ワイナリーからお気に入りのワインを見つけて、彼女とシェアしてみてはいかがでしょうか。