2019.07.24

【食通がオススメ!】海外から帰国して無性に食べたくなる“麺”とは!?

各界のグルメ通に「海外から帰国後、真っ先に食べたいひと皿」を取材。今回は胃袋にジンワリ沁み渡る、とっておきの“麺”をお教えしちゃいます!

CREDIT :: 写真／八木竜馬、牧田健太郎　取材・文／甘利美緒、井上真規子

GOURMET

2019年8月号より

出張や旅行で行った海外から帰国すると、なんだか無性に食べたくなるモノってありませんか？そんな心が安らぐとっておきのひと皿“帰国メシ”について、ふだんから渡航多数のグルメな人々に聞きました。麺部門・肉部門・アジアン部門の３つのカテゴリーでお届けします!

■ 「麺」部門

五臓六腑を喜ばせる“沁み麺”

いつの間にか米食を凌ぐ勢いで国民食となりつつある、ご存知"麺"グルメ！旨味たっぷりのスープと相性抜群の麺を口に運べば疲れ気味の胃腸がほっとするという声多数！幅の広さも必見ですよ。

● 推薦者：『Pen』『Vマガジン』編集部多田潤さん

「翠蘭」の五目つゆそば

「食べたいものを食べるのがマイルール」と語る多田さんにとっての帰国メシは、吉祥寺駅から歩いてすぐの雑居ビルの地下にある、香港の味を大事にする中華料理店「翠蘭」の『五目つゆそば』。

「美味しいのはもちろん、ビジュアルも面白い！」とのリコメンドどおり、餡と麺が別々に運ばれてくる珍しいタイプなんです。それゆえ餡を麺にかけて良し、麺を餡につけても良し。またご飯を注文して“餡掛けご飯”にするのもこれまた最高！そんなワガママスタイルを追求できるところに萌えるオヤジさんも多いのでは？

■ 翠蘭

住所／東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 シュープラザビルB1F　
営業時間／11:30～15:00、17:30～20:30（L.O.）　
定休／水曜（木曜の場合あり、要確認）

URL／http://www.m-biso.co.jp/column/suiran/suiran.html

予約・お問い合わせ／☎︎ 0422-22-0605　

推薦者：『Pen』『Vマガジン』編集部多田潤さん

あらゆるカルチャーを扱うライフスタイル誌の編集者。渡航歴はドバイ、アメリカ、香港など。ちなみにおウチ帰国メシならMCCの『ビーフカレージャワ風』。

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● 推薦者：『LEON』編集長／『LEON.JP』編集長石井洋

「利庵」の鴨せいろう

白金・プラチナ通り沿いに佇む懐かしい風情の木造家屋で手打ち蕎麦を商う店「利庵」は、小誌の石井にとって最良の寛ぎの場。帰国すると明るいうちから足を運び、まずは冷えたビールで喉を湿らせてから、蕎麦味噌など、気の利いたつまみで日本酒をちびりちびり。そのフィナーレで『鴨せいろう』（2000円）を注文し、角の立った蕎麦をすするのが、帰国時の鉄板の流れだとか。

■ 利庵

住所／東京都港区白金台5-17-2
営業時間／11:30～19:30（L.O.）　
定休／月火休（月火が祝日の場合は営業）

予約・お問い合わせ／☎︎ 03-3444-1741　

推薦者：『LEON』編集長／『LEON.JP』編集長石井洋

2001年の本誌創刊直後に参画し、’17年3月、編集長に就任。ウェブ媒体『LEON.JP』も手がける。直近の海外取材はミラノコレクションとピッティ。

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● 推薦者：タレント・モデルパンツェッタ・ジローラモさん

「ピアット・スズキ」の
小はまぐりと青唐辛子のスパゲッティ

ある日、LEONの撮影後のジローラモに「ジローさんにとって、イタリアのパスタと同じくらい好きなパスタを出してくれるお店は？」と質問を投げかけると悩むことなく即答したのがココンチのひと皿。

「イタリアでもボンゴレ・ビアンコはよく食べるんだけど、日本と絶対的に違うのは、イタリアはアサリじゃなくてハマグリの風味をたっぷり利かせているんです。スズキさんのこのパスタはまさにソレ！来日時からハマって通い続けているヨ」と饒舌に魅力を語ってくれましたよ。