アペやちょい飲み、本格フレンチデートも! 使い勝手バツグンのビストロです

仕事帰りに立ち寄って軽くワインを1杯、彼女をエスコートして食事デート……どちらも叶えてくれる使い勝手バツグンの「ビストロティロワ」は、ぜひリストに加えていただきたい１軒です!

CREDIT :: 写真／牧田健太郎

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

思わずワインが進んでしまう
メニューがラインナップ

ほぼ毎日、都内を運転しているのだけれど、外苑西通りを走っている時にいつも気になっていたお店がコチラの「bisto Tiroir（ビストロティロワ）」。

西麻布交差点から千駄ヶ谷駅に向かう通称キラー通り沿い、建設中の新国立競技場より少し手前にあって、黒い外壁に白いオーニングとゴールドのロゴが映えるお洒落なビストロなの。

ウッディな店内は、カウンター4席とテーブル席が６卓。こじんまりとした空間や赤いペーパーナプキンがビストロらしさを醸し出しています。ひと目で常連さんたちに愛されそうな、とても暖かな雰囲気なんです。

店名の“ティロワ”は、引き出しという意味のフランス語。なので、店内だけでなく入り口付近も引き出しがデザインのポイントとなっています。

「気持ちの引き出しをここで開けて会話を楽しんで欲しい」という思いも込められているそう。美味しいワインと食事を楽しみながらのデートでは、引き出しをたくさん開けなくちゃね!

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都内の有名フレンチレストランで修行を積んだという川島大輔シェフ。彼が作り出す料理は、旬の食材にこだわりつつ、リーズナブルながらも芯のあるフレンチです。

テーブルに着いて最初に頼むべきは「シャルキュトリーの盛り合わせ」。イタリアの古代品種の豚、チンタネーゼのサラミ、豚ハムとパセリのゼリー寄せ「ジャンボン・ペルシエ」や熟成豚のパテ・ド・カンパーニュ、山形豚のロースハムなどなど……。初っ端からワインが進んでしまいそう!

スペシャリテは、コチラ。キャラメリゼしたアップルパイの中に潜んでいるブータンノワール。マデラ酒とバルサミコのソースでいただきます。思わず赤ワインが飲みたくなっちゃいますね!

オーストラリア産のナチュラルビーフの稀少部位・友三角のグリエは、赤ワインソースでいただきます。フランスのジロール茸と赤タマネギのローストも美味! ブロッコリー、大根、オクラ、サツマイモのピュレ、豆苗などが添えられています。

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自然派ワインが最近の流行ですが、コチラでは、あえての王道ワインをセレクトしています。シャンパーニュは、リシャール・シュルランの「カルト・ドール」（写真左）。白ワインは、シャトー・サン・リュス・ペルヴュの「レ・オブリーヌ」（中央）。赤ワインは、ボルドーの「シャトー・ラグランジェ」（右）。しっかりとした味のメニューが多いので、ビオ系ワインよりも確かにお料理に合いますね。

週末は、ゆっくりと彼女と一緒にお食事。仕事帰りには、ワイン1杯と軽くおつまみを。そんなふうにレストランを使えるのって素敵ですよね。

ちなみに、国立競技場がほど近い「ビストロティロワ」。来年2020年のオリンピック開催中は、とても混み合うかも!?

■ bistro Tiroir（ビストロティロワ）

住所／東京都渋谷区神宮前 2-13-1
営業時間／火〜金曜ディナー17:30〜22:00（フードL.O.）、土・日曜・祝日ランチ12:00〜14:00（L.O.)、ディナー17:30〜22:00（フードL.O.）

定休／月曜（※祝日の場合は翌火曜）

URL／https://www.facebook.com/bistrotiroir/

予約・お問い合わせ／☎︎ 03-6804-1269

※価格は税抜き表示です

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2019年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が12周年を迎えた。