モテるランチってこういうこと。アルマーニ/リストランテは秋こそ昼使いが狙い目です！

「アルマーニは常にアルマーニなのだ」と言ったジョルジオ氏にとって、モードもフードも完璧を期すべきテーマであることは言わずもがな。その想いとこだわりを素晴らしい食体験として味わえるのがアルマーニ/銀座タワーの10/11階にある「アルマーニ/リストランテ」です。

今年の3月に全面リニューアルし、開放感を増した店内はネイビーブルーのレザーチェアが配され、よりシックでモダンな印象に。観光客でごった返す銀座の雑踏をまったく感じさせない洗練された別世界がひろがります。

日本の旬素材と伝統的イタリアンの融合を標榜するこちらのリストランテで、いま、松茸や大黒しめじ、黒トリュフ、いちじくなど秋を感じられる最高級の食材を贅沢に使った秋メニューが展開中です。ランチ、ディナーとも各３コースを用意。この日はランチコース「ASSAGGI」（新価格4500円）をいただきました。

スタートは秋に旨みを増す茄子を使ったアルマーニ流のグラタンから。ホクホクとしたじゃがいもの食感と、イタリアを代表するチーズともいえる「パルミジャーノチーズ」の香りを楽しめるほっこりとした秋を感じさせる一品です。

パスタはお好みで2種から選べますが、「パッケリ　イカのラグー　スイスチャード」をセレクト。濃厚なソースとよく絡み合う大きな管状のパスタ「パッケリ」がイカのラグーソースで登場。イタリアのパスタ職人が日本では数少ないパスタマシンを使って作り上げるパッケリはもちもちした食感が特徴で、実に美味。もう1種類は「ヌード」という意味をもつイタリアのユニークなパスタ「ヌーディ」を使用した「リコッタとほうれん草のヌーディ」となります。

メインディッシュは高級魚ハタか、北海道産の鴨肉。チョイスした「ハタのオーブン焼き」は淡白でありながら脂ののったハタをオーブンで焼き上げ、レモンとボッタルガ（からすみ）を加えた一皿。上には黒キャベツがのっています。素材の旨みを十分に堪能できる印象的な料理でした。北海道鴨肉は驚くほど柔らかくローストされ、ポレンタと栗のピューレを添えて、オレンジとセージのソースでサーブされます。

デザートは、秋の味覚、柿とキャラメリゼしたバナナ、マスカルポーネのミルフィーユ。まずは見た目の美しさに感動。横に添えられた、スイートポテトのように見えるのは、実はサクサクのパイ菓子。パイを崩しながらローストホワイトチョコレートのジェラートとともにいただけます。

これだけのコースをかくもエレガントな空間で楽しめて4500円はかなりのお値打ちかと。こちらのリストランテ、もちろん夜のデート使いには鉄板ですが、あえてのサプライズランチにも効果が高そう。「昼メシ行こうか」とこの店に誘われて喜ばない女性はいないでしょう。知ってるだけではもったいない。使ってこそ真価がわかる貴重なリストランテですぞ。