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さて、どこに行こうか。あなたの提案で、夜の、いえ、今後のふたりの関係性に大きく影響する可能性大。良さそうな1軒を探しながらキョロキョロあたりを見まわすのと、女性好みのカフェへさっとエスコートするのと、どちらを選択すべきかは経験則からお気づきかと。
そこで肝心なのは、使える店のストック。クリスマスを筆頭にイベント目白押しのこの時期は特に、です。たとえば銀座なら? 意外にパッと出てこないもの。
そんな方はもちろん、候補はあるけど女性が気に入るか不安……だと言う方も、この1軒だけは覚えておいて損なし! 絶対にハズさないのがこちら、「カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ」です。
あのコの心を必ず♡にしちゃう「カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ」
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そこは、ディオールとピエール・エルメというファッションとパティスリーの最高峰が共演した空間「 カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ」。ギンザ シックスにあるといえども、ブティックの1階または地下1階からのみアクセス可能で、ビルからも銀座の喧騒からも独立した、ぜいたくな時間が過ごせる穴場的アドレスでもあるのです。
レシピ本を出版するほど料理好きだったというムッシュ ディオール。偉大な鬼才の美意識に応えられるのは、同じく鬼才のみ。だから、ピエール・エルメ氏にたどり着くのは自然なことだったそう。
しかも、フランスではなく日本に第一号店をオープンさせたことを機に、年に数回の来日時にはさまざまな地方もに足を運んでいるため、日本食材にも精通。そんなピエール・エルメ氏が考案したデセール(仏語でお菓子の意)は、旬の果物やその時期もっとも質の良い食材を日本各地から厳選し、使用しています。ここまでぜいたくなコラボレーション、味わってみない手はありません!
では、11月からの新メニュー2品をまずはご紹介。
味覚の魔術師が手掛ける極上の「アフタヌーンティーセット」
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〈上段〉ハーブ入りサンドイッチ(パンドゥミ、クリームチーズ、シブレット、エストラゴン、パセリ、バジル、セルフィーユ、ガーリック)、サンドイッチ ブリオッシュ(ブリオッシュ、ソースモルネー、舞茸、パプリカ、ほうれん草、生ハム) 、〈中段〉シュー、ボンボンショコラ、マカロン、〈下段〉ヘーゼルナッツケーキ、アイスクリーム、チーズケーキ 、紅茶(ティーポットで提供)
上段にセットされたサンドイッチをまず口にしたあなたは、複雑に変化する味に衝撃を受けるはず。だって、バジルやエストラゴンなど5種のハーブがおもしろくも絶妙に効いたクリームチーズサンドイッチなんです。気づけば、予想をどんどん裏切る美味しさに、次はどんな味⁉ とすっかり夢中で食べ進めていることでしょう。
これはピエール・エルメ氏だからなせる技。誰もが思いつかない素材の組み合わせを考えるだけでなく、食べ始めからフィニッシュの余韻まで味覚の変化を計算しているそう。頭の中で味のシナリオを構築したら、デザインを描き、その絵からデセールは作り上げられているのだとか。
“デセール デ フェットゥ”は12月限定の至福♡

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
苺のフレッシュな酸味と、パッションフルーツやライムのシャープな酸味、そしてチョコレートやクリームの甘さが幾重にも交差して、どんどん変化するフレーバーが楽しめます。
崩したチョコレートを一緒に食べると心地良い食感が加わる遊び心も、これまた新感覚。
食通の諸兄をも満足させる食事メニューもあるんです!
「デフィレ ドゥ サヴール」 3100円(税・サ別。12:00より提供)
プロシュートとマッシュポテトのサンドイッチ/さくらんぼ鶏とバジルソースのサンドイッチ/サーモン、ハーブクリームチーズのサンドイッチ/ローズマリー風味ベイクドポテトミモレットチーズとカラマンシーヴィネガーのサラダ。さらにマカロンもセットになっています。
「デフィレ ドゥ サヴール」 3100円(税・サ別。12:00より提供)
プロシュートとマッシュポテトのサンドイッチ/さくらんぼ鶏とバジルソースのサンドイッチ/サーモン、ハーブクリームチーズのサンドイッチ/ローズマリー風味ベイクドポテトミモレットチーズとカラマンシーヴィネガーのサラダ。さらにマカロンもセットになっています。
確かにスイーツの印象が強いピエール・エルメですが、こちらでは男性だって夢中になってしまう軽食メニューもきちんと用意されています。軽食と言っても、想像をはるかに超えてくるのはさすが! とうなってしまうほど美味しさ。
まずランチの一皿には、こちらも新作の「デフィレ ドゥ サヴール」を。クリスチャン・ディオールがデザインしたという、黒と白のストライプの「ムッシュ ディオール コレクション」のプレートで3種のオープンサンドとベイクポテトが供され、サラダと食後のスイーツでマカロンまでセットになっています。ピエール・エルメの魅力を体感できる、味わいも食感も研ぎ澄まされたメニューです。

フィユテフロマージュ、ブラックオリーブのタプナード、トマトマーマレード、バジルソース、サブレパルメザン、生ハム、コンテチーズ、ナッツの盛り合わせ、トースト
実はコーヒーや紅茶だけでなく、シャンパンをはじめワインやウイスキーなど、20種類ほどのドリンクメニューもそろっています。「アフター ワーク」に合う1杯としてパイエルヌ・フランソワさんの推薦は、「ポマール プルミエ クリュ レ グラン ゼプノ2013」(ボトル 2万4000円 税・サ別)だそう。
彼女を喜ばせるために来たはずなのに、結果的に誰よりも楽しんでしまった? ミイラ取りがミイラになった、なんてことになっているかもしれません(笑)
◆ Café Dior by Pierre Hermé (カフェ ディオール バイ ピエール・エルメ)
住所/東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス ハウス オブ ディオール銀座4階
お問い合わせ/03-3569-1085
営業時間/10:30〜20:30(L.O.19:30)
定休日/ 不定休