薪火は200〜1200°Cと温度帯が広く、食材ごとに火入れをコントロールしなければならず、とても繊細な技術が必要。グリル料理のように直火で食材を焼き上げることはほんのわずかで、じっくりと長い時間をかけて火入れされた薪火料理は、食材がもつ深い旨味だけでなく独特な薫香も楽しめちゃうのです。
スペインやオーストラリアではミシュランガイドで3つ星を獲得するレストランが登場したり、日本では「薪焼 銀座おのでら」が1つ星を獲ったりと、薪火料理はまさにホット。そんななか、また新しい薪火レストランが2022年4月20日に誕生しました。
タイラーさんは薪火料理のなかでも“熾火(おきび)”にフォーカスした調理を行っています。熾火とは、薪に着火した炎が収まり、芯の部分が真っ赤になっている状態のこと。その遠赤外線によってムラなく火を通すことができ、熾火から上がる煙によって芳しい薫香も加わる、という次第です。
代表メニューの一部をご紹介しましょう!
食材の新たな魅力を楽しめるメニューばかり
※サービス料なし
◆ 「SMOKE DOOR(スモークドア)」
住所/神奈川県横浜市西区南幸 2-16-28 HOTEL KNOT YOKOHAMA 1F
営業時間/7:00〜23:00
無休
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お問い合わせ/TEL 050-3174-8172
■ 東龍(とうりゅう/グルメ・ジャーナリスト)
1976年、台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スウィーツをこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。