目からウロコ! デザートのようなウイスキーカクテルを堪能できる隠れ家バー

飲食店がひしめく恵比寿の路地裏に、ひっそりと佇む「BAR 漆」。多くのコンクール受賞歴のあるオーナーバーテンダーが開発した、デザートのようなウイスキーカクテルは、お連れの女性のハートをトロけさせること請け合いです!

CREDIT :: 写真／トヨダリョウ

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

ジャパニーズウイスキーが豊富な店は
『フォーブス』ウェブ版にも選出

恵比寿といえば、カジュアルなレストランや居酒屋さんがひしめくエリア。若い世代向きのお店が多いという印象を否めないものの、ちゃ〜んとあるのです、大人のためのお店がね。そのひとつがコチラ、「バー漆」。

場所はJR恵比寿駅から徒歩約5分。恵比寿神社のすぐそばにあります。ちなみに、参拝客が絶えない恵比寿神社は、商売繁盛・金運アップのご利益があると言われているし、かなり気の流れが良いエリアと言えそう。

お店はビルの２階。こぢんまりとしているけれど、居心地の良い空間です。その秘密は、どうやらオーナーバーテンダー高橋氏のこだわりにあるよう。その一番がカウンターの椅子。下部分にバッグが置けて、背もたれが低く座りやすくデザインされているのですって。

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店内の棚には、ジャパニーズウイスキーがズラリ! なんと約200本も置かれていて、アメリカの『フォーブス』誌ウェブ版で“日本の行くべきバー７選”に選ばれるほどの充実度です。

店内を見渡すと、奥の棚に飾られているトロフィーや盾を発見。聞けば、高橋バーテンダーは多くのコンクールを受賞している実力派なのです。お得意は、ウイスキーカクテルだとか。

ストレートとかハイボールで飲むのもいいけれど、ウイスキーを知り尽くしているからこそ作れるオリジナルのウイスキーカクテルは、ぜひ試してみて!

色もきれいで女性におすすめなのは、爽やかで飲みやすい、いちごと「響」のカクテル。「響」はブレンディッド（一カ所の蒸留所で作ったシングルモルトではなく、複数のシングルモルトにグレーンウイスキーを加えたもの）でマイルドな味だから、フルーツの甘味＆酸味を引き立てるのです。「バカラ」ミルニュイのグラスも素敵です。

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そして、まさかの「余市」と小豆のカクテル! 北海道の「余市」に北海道・十勝産の小豆を合わせる徹底ぶりは驚きです。牛乳と生クリームも加えて、トロッとした甘味と「余市」の苦味のバランスが絶妙な一杯。アンティークグラスでどうぞ。

さらに、きな粉と「駒ヶ岳」のカクテルも! さすがは高橋バーテンダー、素材同士の相性を見極める力がすばらしいのです。焙煎が普通よりかなり強めの京都の黒須きな粉は、その香ばしさがオーク樽香の強い「駒ヶ岳」と相性がぴったりというわけ。グラスはバカラのアビスで美味しさも倍増！

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高橋バーテンダーに注文を色々と聞いてもらいながら、カウンターで飲むのも醍醐味だけど、入り口近くに１つだけある２人席もおすすめ。アイアンのパーテションに囲まれた小さな空間は、なんとも言えず落ち着きます。要予約ね。

2011年に、恵比寿の街と共に成長するというコンセプトでオープンしたという「バー漆」。本当にこの10年、恵比寿は変貌を遂げているから、先見の明があったということですよね。

大人な恵比寿の夜を過ごすのに、ご利用ください！

※価格はすべて税抜きです

■ BAR 漆

住所／東京都渋谷区恵比寿西 1-12-9 内田ビル 2F
営業時間／19:00〜翌3:00
定休／日曜

予約・お問い合わせ／☎︎ 03-6416-4518

HP／http://www.bar-urushi-j.com/shopinfo.html

●席料／1000円

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● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2019年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が12周年を迎えた。