2022.09.01
■ vol.171「飄香(ピャオシャン)」
【新店】 初体験!な四川料理が、ふたりの知的好奇心まで満たしてくれます
ココ日本で中国・四川料理を探究し続ける井桁良樹シェフが、広尾に「飄香(ピャオシャン)」を新たにオープン。舌と目を楽しませてくれる四川料理の数々は、彼女との特別な夜を祝うのにぴったりですよ!
- CREDIT :
取材・文/渡辺ゆり子 写真/中川 司
四川料理を極めた井桁シェフ自ら腕を振るいます
「飄香(ピャオシャン)」という名の四川料理店は、以前この連載でもご紹介した代々木上原の「竹韻飄香(ジュユィン ピャオシャン)」の姉妹店です。
新店ではオーナーシェフの井桁良樹氏が、自身が研鑽を重ねてきた四川料理の集大成的なフルコースを提供することになりました。ちなみに、このお店の真裏に私が営む「リリバー」がある(現在はビルを建て壊し中)、というご縁です。
こぢんまりとしてシックな店内にはテーブル席が4つ。オープンキッチンにも客席と同じ程度のスペースを割いている点にも、井桁シェフの意気込みが感じられます。
アートな四川料理をワインとのマリアージュで堪能して
通常、私たち日本人には、四川料理と言えば麻婆豆腐や海老チリのようなオーセンティックな料理ばかりしか思いつきませんが、現地の四川料理はどんどん進化しているそうで、モダン四川料理のお店も多いのですって。ちょっと行ってみたくなりますよね。
そして基本を踏襲しつつ、日本の食材を取り入れながらもワインとのペアリングも楽しめるように創り出すのが井桁流・四川料理。コース仕立てで取り分けるスタイルではないゆえに、各皿の美しさも堪能できます。シェフ自ら料理に合うお皿もコーディネートしているので、かなりな“映え”具合(笑)。その一部をご紹介しますね。
しっかりとしたお味なので、ワインはブルゴーニュ産「ジュヴレ・シャンベルタン」の赤、「クロ・プリウール2018」をペアリング。
お料理もワインも、そして器もじっくりと堪能していただきたいので、時間的に余裕がある夜デートにこそオススメします。
■ 「飄香(ぴゃおしゃん)」
住所/東京都渋谷区広尾5-19-1 HIROO VILLAGE 1F-2
営業/18:30一斉スタート(18:00より入店可/クローズ22:30) 休/日・月曜
● おまかせディナーコース2万4200円(税込み/サービス料別) 完全予約制
ウェブサイトはコチラ
予約・お問い合わせ/TEL03-6277-2141
● 渡辺ゆり子
食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「モテたいオヤジの通ぶり!レストラン」でも連載中。2022年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が15周年を迎えた。