2022.11.27
【第20回】旅ゆけば、ラーメン岐阜編
岐阜の絶品ラーメン3軒。なかでも注目は「麺 㐂色」
日本初の料理評論家、山本益博さんはいま、ラーメンが「美味しい革命」の渦中にあると言います。長らくB級グルメとして愛されてきたラーメンは、ミシュランも認める一流の料理へと変貌を遂げつつあります。新時代に向けて群雄割拠する街のラーメン店を巨匠自らが実食リポートする連載です。
- CREDIT :
文・写真/山本益博 編集/森本 泉(LEON.JP)
「信濃屋」は、この連載でも「饗くろ㐂」の回で登場しているうどんの名店だが、品書きに「支那そば」が載せてある。麺が平打ちのきしめんを思い起こさせ、スープというよりつゆが甘露のごとき、ユニークな「ラーメン」である。出かけると、「ころかけ」うどんを食べた後、必ず半量の「支那そば」を注文していた。
東京「饗くろ㐂」出身のご主人が始めた注目のラーメン店
そして、「饗くろ㐂」名物のシューマイ1個ずつと季節のメニューとして「秋茄子の汁なし担々麺」を二人で分けることにした。
麺 㐂色(めん きいろ)
住所/岐阜県羽島郡岐南町上印食9-101
営業時間/土・日・月曜の11:00-15:00と祝日等の不定期営業
TEL/非公開
Twitter/麺 㐂色
● 山本益博(やまもと・ますひろ)
1948年、東京都生まれ。1972年早稲田大学卒業。卒論として書いた「桂文楽の世界」が『さよなら名人芸 桂文楽の世界』として出版され、評論家としての仕事をスタート。1982年『東京・味のグランプリ200』を出版し、以降、日本で初めての「料理評論家」として精力的に活動。著書に『グルマン』『山本益博のダイブル 東京横浜&近郊96-2001』『至福のすし 「すきやばし次郎」の職人芸術』『エル・ブリ 想像もつかない味』他多数。料理人とのコラボによるイヴェントも数多く企画。レストランの催事、食品の商品開発の仕事にも携わる。2001年には、フランス政府より、農事功労勲章(メリット・アグリコル)シュヴァリエを受勲。2014年には、農事功労章オフィシエを受勲。
HP/山本益博 料理評論家 Masuhiro Yamamoto Food Critique
山本益博さんがYouTubeを始めました!
日本初の料理評論家、山本益博さんが、美味しいものを食べるより、ものを美味しく食べたい! をテーマに、「食べる名人」を目指します。どうぞご覧ください!
YouTube/MASUHIROのうまいのなんの!