2022.12.22

SNSで人気のフーディーに聞きました

初デートで絶対ハズさないレストラン3選

街が煌めくこの季節。ロマンティックムードを味方に、気になるお相手を初デートに誘ってみませんか? とはいえ、お店のセレクトに迷うことも多いかと。そこで! SNSのフォロワーを多く抱え、信頼を得るフーディーの方々に、「初デートにオススメのレストラン」を聞いてみました。

CREDIT :

文・編集/宮原友紀

初デートは高級レストラン? それとも居酒屋?

初めてのお相手とのデートは、彼女の好みなどを把握していないこともあり、お店選びに迷うもの。高級すぎるレストランは「重い!」と引かれそうだし、かといってその辺の居酒屋ではセンスを疑われそうだし……。そこで頼りになるのが、SNSのフォロワーを多く抱えるフーディーによる有力な情報です。

グローバルかつ女子的視点で人気を集めるTokyo Halfieさん、世界有数のレストランを熟知する浜田岳文さん、LEON.JPなどフードライターとして活躍する江藤詩文さんの御三方のフーディーに、「初デートにオススメのレストラン」をセレクトしていただきました!
デンクシフロリ
▲ 「デンクシフロリ」のナスのシートを乗せた、アイコニックなナス串。

◆ Tokyo Halfieさんオススメ

予約困難店シェフのコラボ店。気軽に楽しめる串料理で、トレンドも抑えられます

女性フォロワーから圧倒的な支持を受けるフーディー、Tokyo Halfieさんが教えてくれたのは、2つ星を獲得し、日本を代表する人気シェフ、「傳」の長谷川在佑氏と「フロリレージュ」の川手寛康氏がタッグを組んだ「デンクシフロリ」──このスペックだけで緊張してしまいます……と伝えると、「片手でつまめる串料理がベースなので、意外と気軽に楽しめます」という答えが!
デンクシフロリ
▲ コの字型のカウンター席に着いたらコースはすべておまかせで、ランチコース(6品)6600円、ディナーコース(8品)9800円。
今回特筆したいのが、食材の旨みをふんだんに活かしたクリエイティブな串料理の数々。一本の串を使って美しく作り上げられたフォルムは、しばらく見惚れるほど! 時期によって内容や構成は変わり、鶏レバーペーストといただくイワシのつくねなど、季節を凝縮した味わいに出合えます。
デンクシフロリ
▲ 可愛らしいフォルムのイワシのつくね。小ぶりな一本は女性も食べやすい。
ちなみにこちらの串料理は、串=結びつける、という発想から生まれたもの。初デートでこれを彼女に教えるのは少々はばかられますが、男性諸君としては心中期待値が高まってしまいますね。

串料理だけでなく、両店でおなじみのメニューを取り入れた一皿も続きます。「傳」も「フロリレージュ」も、もはやなかなか予約が取れないお店。なので、こちらで両店の魅力に触れられるのはうれしい限りです。
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デンクシフロリ
▲ 舞茸ご飯など、「傳」でも大人気の土鍋ご飯もいただけます。女性の胃袋だってわしづかみ。
「〆めには、『傳』で人気の土鍋ご飯が登場するので、お腹いっぱい食べたい男性もきっと大満足だと思います。世界的に有名なシェフたちが手掛けるお料理をカジュアルに楽しめる、クリエイティブなお店なのでオススメです! トレンドもわかったお店選びができる人っていいですよね♡」

デンクシフロリ

住所/東京都渋谷区神宮前5-46-7 GEMS青山CROSS B1F
TEL/03-6427-2788
営業時間/12:00~15:00(最終入店13:00)、17:30~20:00(最終入店18:30)
休/月曜、2022年12月30日〜2023年1月6日
https://denkushiflori.com

【ほかに紹介の記事はコチラ】
「傳」と「フロリレージュ」がコラボした奇跡のクシ料理店「デンクシフロリ」がオープン!

● Tokyo Halfie(トウキョウ ハーフィー)

東京、サンフランシスコ、ロンドンで育ち、“食文化こそが各文化の象微”という気付きを得る。一方、外国人が日本の素晴らしい食文化を経験するには言語の壁があると感じ、Instagramでは日本語と英語の両言語でグルメ情報を発信中。またインバウンド向けに日本のレストラン情報を個別に案内するサービスもスタートしている。
https://www.tokyohalfie.com

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◆ 浜田岳文さんオススメ

西麻布でそばデート。このギャップに彼女もコロリ!? アナタの株も上がります

世界を股にかけ、秀逸レストランを渡り歩くレストランビューワーの浜田岳文さん。高級グルメだけにあらず、普段足繁く通える気さくなお店も熟知しています。そんな彼に「初デートにオススメの場所は?」と臆さず聞いたところ、教えてくれたのが「蕎麦おさめ」。
蕎麦おさめ
▲ 隠れ家的な建物には、どこかギャラリー的なセンスを感じる。お連れ相手の気分も上がるはず。
「最初のデートはフォーク&ナイフでかしこまるより、お箸でスッと食べられる“そば”だと女性も気楽に過ごせるかと。そばというと下町やビジネス街で昼に食べるイメージがあると思いますが、こちらの“おさめさん”があるのは西麻布。リッチな大人の街で夜にいただくというのが粋なんです。というか、夜しか営業されてないんですけどね」
蕎麦おさめ
▲ 白と黒にまとめられた店内には、優雅な書や骨董品が並ぶ。少し背筋が伸びる品格がいい。
聞けばこちらのお店、気の遠くなる工程を職人一人が仕上げるため、夜営業のみにならざるを得ないのだとか。全国の生産者から直で仕入れる希少な在来種蕎麦に特化し、実の劣化を防ぐため真空で低温貯蔵。粉の挽き方や打ち方、茹で方、温度帯を変えた冷水での締め方……とこだわり抜き、生み出されるのはさまざまな表情の十割そば。常時3種類のそばを用意するので、そのぶん製粉作業時間を3倍要するというわけです。
蕎麦おさめ
▲ 数十種類の全国の在来種蕎麦を仕入れるので、時期によって提供する蕎麦の産地が変わるのも面白い。夜のおまかせコースは9350円。
「3種の食べ比べがとても面白いんです。つるっと喉越しのよいせいろそばが好き人もいれば、もちもちとした弾力のある粗挽きそばが好きな人も。香りが力強く穀物を感じる玄挽きそばは、誰もが驚きを隠せないはず。お互いの食の好みを知る機会になるかもしれませんね」
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蕎麦おさめ

住所/東京都港区西麻布1-7-2 アデッソ西麻布2F
TEL/050-5487-7701
営業時間/月~金17:00~23:00(L.O.22:00)、土11:30~15:00(L.O.14:30) ※2022年12月31日11:30〜16:00
休/土曜不定、2023年1月1〜9日(※変更の可能性もあり)
※蕎麦がなくなり次第早めに閉店することもあります
http://soba-osame.com

浜田岳史(はまだ たけふみ)

● 浜田岳史(はまだ たけふみ)

「アクセス・オール・エリア」代表取締役。米国・イェール大学在学中、学生寮の不味い食事から逃れようと、ニューヨークを中心に食べ歩きを開始。卒業後、本格的に美食を追求するためフランス・パリに留学。 その後も、南極から北朝鮮まで、世界約125カ国・地域を踏破。2018年から4年連続で「OAD Top Restaurants(OAD世界のトップレストラン)」のレビュアーランキング第1位にランクイン。
https://takefumihamada.com

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◆ 江藤詩文さんオススメ

フルーツを使った創作フレンチに、ときめかない女性はいませんよ♡

「初めてのデートは、肩肘張らない原宿の街なんていかがでしょう」とフードライターの江藤詩文さんが教えてくれたのが「kiki harajuku」。日本の味の新しい側面を探求して生み出す「原宿キュイジーヌ」に、いま高感度な人の間でファンが急増しています。
kiki harajuku(キキ ハラジュク)
▲ 組み合わせの妙が生きる「肝とバナナの干瓢巻き」。コースはランチ1万3000円、ディナー1万5000円。
「オーナーシェフの野田雄紀さんとスタッフ数名で切り盛りする、アットホームな雰囲気で居心地のよさも抜群。お目当ては、意外な食材と食材の組み合わせで叶えられる色鮮やかで華やかな料理です。フレンチをベースにしつつ日本料理も学んだ野田さんの料理は、ジャンルを超越していて、そのオリジナリティが個性的な原宿という街にぴったり」

特にフルーツとほかの素材とのマッチングは、食通の間でも驚きの声が上がるとか。そんな話をデートのお誘い文句に取り入れれば、きっと彼女の好奇心も刺激されるはず。

……とはいえ、オトコの胃袋には少々物足りないのでは? なんて思うことなかれ。我らにはなじみ深い「和食」の要素が取り入れられので、味覚も食欲も満たされること間違いなし。
kiki harajuku(キキ ハラジュク)
▲ 「揚げだし白子豆腐 白トリュフとポルチーニ茸だしの餡」。
「フルーツは巧みな技でアレンジされているので、“これなんだろう?”という会話もきっと弾みそう。五感で楽しめる料理を大事にされていて、白トリュフなど季節の上質な素材もラインナップします。フレッシュなフルーツが使われたカクテルも、芳醇な口当たりが最高。ノンアルコールも充実していて、お酒が苦手な方もウェルカムです。ノンアルでも気分が下がらないって大事なポイントですよね」
原宿というエリアの雰囲気も相まって、背伸びすることなくカジュアルに楽しめるお店。ですが、実はミシュランと同等の影響力を持つ、フランス発祥のレストランガイド「Gault&Millau(ゴ・エ・ミヨ)」に5年連続掲載されるほどの実力派。この二面性に女性は弱いんです。お相手をお連れすれば、「こんな素敵なお店も知ってるんだ!」なんて、“親しみやすいのにセンスいい”なるアナタの二面性も匂わせられるかもしれません。
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kiki harajuku(キキ ハラジュク)

kiki harajuku(キキ ハラジュク)

住所/東京都渋谷区神宮前6-9-9 アヴニール表参道 1F
TEL/070-3882-3150
営業/ランチ12:30〜、ディナー19:00〜(土日18:30〜) ※完全予約2部制、一斉スタート。
休/不定、2022年1月1〜5日
https://kikioishii.com

江藤詩文(えとう しふみ)

● 江藤詩文(えとう しふみ)

世界を旅するフードライター。ガストロノミーツーリズムをテーマに、世界各地を取材して各種メディアで執筆。著名なシェフをはじめ、各国でのインタビュー多数。訪れた国は70カ国以上。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~」(小学館)シリーズ3巻。

この冬のデートプランの参考に♡

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